ホンダが電動スクーター「U-GO」を中国市場で発売しました。モーター出力の異なる2タイプ展開で、価格は7,499元(約12万7,600円)からと他メーカーの同クラス車両と比べても競争力のある設定となっています。
デザインはミニマル。フロントには馬蹄形のデイタイムランニングライトを備えたLEDヘッドライトが装備されています。ウインカーはハンドルバーに装着されており、リアには薄型でワイドなコンビネーションランプが搭載されました。一方、車体には目を引くような造形やグラフィックなどは採用されていません。
インストルメントクラスターも実にシンプル。今どきのメーターと比較すると、実用性重視な感は否めず、このあたりでコストカットが行われていることを実感できます。
バッテリーは1.44kWh容量のリチウムイオンタイプ。フル充電で最長65kmの走行が可能となっています。バッテリーは大容量にアップグレードでき、その場合には最長130kmの走行が可能となります。
モーターは定格出力1.2kWタイプと800Wタイプの2種が用意されていて、1.2kWタイプの最高出力は1.8kWで、最高速度は53km/hとされています。一方、800Wタイプの最高出力は1.2kWで、最高速度は43km/hとなっています。
デザインもミニマルですが、航続距離や最高速度といった仕様もちょっと控えめ。でも、他メーカーの価格と比べると半分程度で手に入る“ホンダ”は、かなり魅力的にも見えます。