通信教育で知られる
ベネッセコーポレーションは、個人情報漏洩(ろうえい)
問題で、今後は毎日、公式サイトに進捗(しんちょく)報告すると発表した。IT が本業の企業ではないが、インターネットの情報発信も重視する姿勢を示した。漏洩情報の流用がうわさされるジャストシステムの対応も気にかかる。
ベネッセは7月9日、データベースからユーザーの個人情報、最大2,070万件が漏洩した恐れがあると公式サイトで発表。電話による窓口(0120-924721)を紹介し、10日には問い合わせ内容をもとに、よくある質問と回答(FAQ)を掲載した。
またユーザーに対してあらためて謝罪し、再発と流出情報の拡散を防止するたえに努力すると訴えた。一方、この問題にかかわった他社に対し、入手したベネッセの顧客名簿の利用と提供を一切中止するよう呼びかけている。
ところでベネッセのユーザーの個人情報を流用したとうわさされる
ジャストシステムだが、10日に短い
声明を出したあと、直接の情報発信はない。
両社はともにソーシャルメディアで注目の的となっているが、今のところネット上での対応は鮮明に分かれている。