固定回線によるブロードバンドサービスと、携帯電話サービスを組み合わせたセット割引が本格化しそうだ。
ソフトバンクモバイルは、NTT 東日本/西日本の回線と一緒に契約するとスマートフォンなどの通信料金を割引する方針を発表した。
この分野では、
KDDI(au)の「au スマートバリュー」が先行し、FTTH 回線の「au ひかり」などとセットで同社の携帯電話回線を契約すると割引が受けられる仕組みを用意している。
ソフトバンクモバイルでも「スマホ BB 割」として類似のサービスを手掛けているが、同社の携帯電話回線とセット対象になる固定回線は ADSL 方式の「
ホワイト BB」などあまり一般的なものではなかった。
しかし10月末には
NTT ドコモが新規参入を表明。同社の携帯電話回線と、普及率のきわめて高い NTT 東日本/西日本の FTTH 回線をセットにした「ドコモ光パック」を展開する計画を示した。今回ソフトバンクモバイルも追随する形で、同様のセット割引を打ち出した。
ソフトバンクグループのソフトバンク BB が、NTT 東日本/西日本の FTTH 回線を使った独自のブロードバンドサービスを手掛ける。それとソフトバンクモバイルのスマートフォンを一緒に契約したユーザーは、通信料金から一定額の割引を受けられるという。
サービスの詳しい内容や開始時期などは明らかにしておらず、準備が整い次第、案内するとしている。ただ、ドコモ光パックの開始時期が2015年2月と見込まれるため、それにあまり遅れを取ることはできないだろう。