カナダ政府が移民についてのツイートとともに公開した写真
米国の大統領選が盛り上がるなか、カナダ政府はTwitterで「移民を応援します」と情報を発信し、関心を集めている。
米国では共和党のドナルド・トランプ候補と民主党のヒラリー・クリントン候補が激戦を繰り広げるなか、政治方針や信条の違いから「あいつが大統領になったら外国に移住してやる」と半ば冗談で口にする市民も出ている。
「移住先」としてあらためて注目度が高まっているのはカナダ。米国のすぐ隣にあり、自然も豊かな土地だ。
大統領選で一方の優勢が伝わるや、将来を悲観した米国市民が、カナダの入国管理当局「Citezenship and Immigration Canada」の公式サイトに殺到し、アクセス集中で一時接続困難になった、などの噂も広がっている。
そうした中、カナダ政府はTwitterで「カナダでは、移民が自らの文化的伝統を持ち込み、隣人と共有することを応援しています」と発言。同時にカラフルな伝統衣装やさまざまな人々の写真を投稿したのだ。
いっそカナダに移住したい、という米国民の皮肉な声に同情をあらわしたようでもあり、米国大統領選でも争点となっている移民問題について、あらためて国としての考え方を示したようでもある。