スマートフォンやタブレットから手軽に電子コミックを楽しめるアプリケーション「楽天マンガ」を、楽天が公開した。既存の電子書籍アプリケーション「楽天Kobo(コボ)」とはまったく別に始まった。

漫画9万冊の品ぞろえ


楽天マンガ
楽天マンガ

楽天マンガでは、無料で閲覧できる作品を含め、人気漫画約9万冊を取り扱っており、今後さらに増えていく見通し。


目当ての作品を探しやすい「ストアモード」と、ジャンルごとの人気作品が見つけやすい「サーチモード」の2つがあり、利用目的に合わせて切り替えられる。購入した作品はWebサイトとアプリのどちらでも閲覧できる。

会費は月額300円から。支払いに応じて一定額の仮想通貨「メダル」を受け取れ、これを使って作品を購入する。1メダルは1円相当。月額500円以上を支払う場合、入手できるメダルの数は支払い金額に10~25%上乗せになる。

決済方法は、クレジットカードなどを登録して利用する「楽天ID決済」と、携帯電話料金とあわせて支払いができる「キャリア決済」を選べる。

楽天ID決済であれば月々の支払いに応じて「楽天スーパーポイント」がたまり、ポイントを支払いにもあてられる。

電子書籍取次のメディアドゥと協力して運営する。

楽天コボとは別に運営


楽天コボ
楽天コボ

すでにある楽天コボは、漫画だけでなくライトノベルや雑誌なども読める。楽天のカナダ子会社が運営しており、決済方法はクレジットカードが中心だ。

一方の楽天マンガは漫画のみ。楽天が直営し、キャリア決済に対応しているので、クレジットカードを持っていない人も利用しやすい。

当面はまったく別のアプリとし、まだ連携なども考えてはいないそう。