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ノーベル医学・生理学賞に日本の研究者―東工大の大隅良典栄誉教授

大隅良典栄誉教授

2016年のノーベル医学・生理学賞に東京工業大学の大隅良典栄誉教授に授与すると正式発表があった。Twitterでも伝えている。


発表では人間を含めさまざまな生物の細胞が自らの一部を分解し、エネルギー源などとして再利用する「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明した功績をたたえている。

大隈氏は、1990年代にパン酵母を使った「華麗な実験」によりオートファジーに不可欠な遺伝子を同定し、これまで困難だった研究上の課題を解決したと紹介している。

オートファジーは現在では、単に飢餓に陥った体がエネルギーを得るために行うだけではなく、ガン細胞や老化の抑制、病原体の排除や細胞内の浄化などさまざまな生理機能に関与していると言われる。

【追記 2016/10/04 19:05】

東工大がまとめた大隈氏の業績概要

東工大では大隈氏をたたえるとともに、その業績や経歴を分かりやすくまとめている。
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