「POWERBOOK」は、ノートタイプのソーラーチャージャー。iPhone 6を約2.5時間で充電できる。
「POWERBOOK」は、ノートタイプのソーラーチャージャー
多くの人は、「POWERBOOK」と聞いて、いまやちょっと懐かしい“あれ”を思い出したことだろう。だが、今回紹介するのは“あれ”ではなく、“電源を供給するノートブック”を意味する「POWERBOOK」だ。
参考画像:多くの人が頭に思い浮かべたであろう“あれ”、とは、これ
「POWERBOOK」の秘密は搭載されたソーラーパネルと、「POWERBOOK」の形状にある。ソーラーパネルには変換効率24%を謳う高効率のSunpower社製品が採用された。
もう1つのポイントは、「POWERBOOK」の形状。ソーラーパネルの発電量は、その設置角度に大きく左右される。パネルが太陽光に対して斜めに向いていると、太陽光がパネル表面で反射してしまって発電効率が下がるためだ。だが太陽は常に動いているため、多くのソーラーチャージャーは最適な角度を維持することができない。
「POWERBOOK」はノートという形状を取っているため、利用者がノートを立て、太陽の方向に手動で向けるという作業が可能だ。なんともアナログなシステムではあるが、これによってパネルの角度と向きを常に最適に調節でき、最高の発電効率を維持可能となった。
「POWERBOOK」は、ノートであることが最大の強み
最適な向きと角度に手作業で調整できるので、最高の効率で発電が可能に
この2つの“秘密”により、「POWERBOOK」は約2.5時間でのiPhone 6の充電が可能になった。
ノートとしても利用可能。リフィルも販売される予定だ。
開発元のSolar Shtickは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では60ドルのSuper early Birdはすでに売り切れで、70ドルのEarly Birdを入手可能だ。出荷は2016年10月に予定されており、日本への配送にも対応している。