
Cube Series「Camper」は、トヨタ「タコマ」や日産「フロンティア」などのピックアップトラックをキャンピングカーにするコンバージョンキット。軽さと使用時の室内高の高さを特徴としています。

軽さでは素材にアルミとカーボンを採用することで550kg以下を達成しています。室内高では、大人が立って移動できるサイズを確保しました。

ピックアップトラックの荷台上に設置するコンバージョンキットでは、室内高をあまり高くできないことが問題になりがち。ピックアップトラックの荷台がすでにそれなりの高さがあるため、その上に高さのあるキャビンを載せてしまうと走行時にクルマが不安定になったり、風切り音が大きくなったり、といった問題が発生し、それが原因で走行時の快適性を損ねてしまうことも。
「Camper」では移動時には折り畳んで全体を低くして重心を下げ、風の影響を受けにくくします。目的地についたらボディを展開。広い居住空間を現出させます。


この機構を実現するために、インテリアのファーニチャーにも工夫が凝らされました。キッチントップやテーブルトップの高さは、折り畳んだ状態のボディに揃えられています。


利用時にもこの高さだと生活しにくいので、ファーニチャーの一部は利用時に高さを変更可能になっています。例えばオプションで取り付け可能なテレビは、利用時にはポップアップする仕組みを採用しています。

室内にはその他、冷蔵庫付きのキッチンやキャビネット、夜間はベッドとして使えるソファセットなどが装備されています。

室内への出入りではラダーが用意されています。ピックアップベースのキャンピングカーでは子どもやお年寄りの乗り降りが大変ということもあるので、これはうれしい仕様です。

価格は3万3,827ドルから。オプションとしては前述の27インチのテレビのほか、ソーラーパネルキットやルーフラック、エアコンが用意されています。
