米国ネバダ州に本拠を置くStream Itが現地時間の4月6日、「CyberLandr」を発表。予約受付を開始しました。2019年11月に発表されたテスラのピックアップトラック「Cybertruck(サイバートラック)」の荷台にぴったり収まる、キャンピングカーユニットです。
荷台にぴったり収まっています
テスラは「サイバートラック」の公開時、キャンピングカーカスタムへの可能性を示唆する画像を公開していました。でもこれはソフトトップテントによる就寝スペースと屋外調理用のキッチンのみという装備。ダイニングやリビング、バスルームなどは想定していないように見えます。
「CyberLandr」では、狭い荷台の上にキッチン、ダイニング、ベッド、バスルームを装備。これを実現するため、シートに工夫を凝らしています。
シートは通常はメインルームのキッチン前に設置されており、ダイニングチェアとして機能します。
大学の講義室のようなテーブル付き
シートはテーブルを降ろして向きを変えれば、ソファのように機能。室内に設置された32インチのテレビをリラックスして楽しめます。
…狭そうですね
夜寝るときには、シートはベッドにトランスフォーム。キッチントップもベッド領域に使うことで、それなりに広いスペースを生み出しています。
メインルームの横にはバスルームが設置されており、トイレとシャワーを利用可能としています。
「CyberLandr」のもう一つの特徴は、移動時には「サイバートラック」の荷台にぴたりと収まること。これにより、キャンプ地までの移動では通常の「サイバートラック」と変わらない外観、そして空力特性を維持できます。また、立体駐車場やファストフードのドライブスルーなどを利用する際にも便利なのだとか。
キャンプ地に着いたら展開ボタンをオン。テレスコピック構造の本体がのびて、キャンピングカーとして利用可能になります。展開時の形状は、収納時の“荷台ぴったり形状”の影響を受け、前方ほど室内高が高いデザイン。その前方にはキッチンが設置され調理がしやすいという合理的な配置とされています。
Stream Itはすでに「CyberLandr」の予約注文を開始しており、発売はテスラ「サイバートラック」と同時期になるとしています。