
「FireTower」は、折り畳み式のキャンプ用ストーブ。キャンプ場に落ちている木の枝を燃料として使用するタイプの製品で、ベルギーブリュッセルのキャンプ用品ブランドBy Arnaudが開発しました。

By Arnaudは、2018年に発表された「Kombuis」で知られるようになった企業。「Kombuis」もキャンプ用のストーブで、「FireTower」とほぼ同じコンセプトを持った製品でした。

「Kombuis」の特徴を簡単に説明すると、燃料としては枯れ枝などを使用します。このため、キャンプ場に到着したらまずは枯れ枝などを拾い集めねばなりません。これを楽しい!と感じる人には「Kombuis」はぴったり。でも、そんなの面倒…と思ってしまう人にはまったく向かない。「Kombuis」はそんな商品です。

「Kombuis」はそんな製品です
また、枯れ枝などを燃料として使用するのに適した構造を持っているのも、「Kombuis」の大きな特徴。一度火が付けば空気の自然な流れが発生し、あまり手をかけなくても燃え続けるようになっています。気流は燃えている木材の下を通り、上に抜けてより多くの酸素を炎に届るので、燃焼効率が高まり、煙が少なくなります。
「FireTower」の機能は「Kombuis」とほぼ同じ。組み立てたときの形状も、空気の流れをつくる機構もほぼ同じになっています。

違いは前述の通り折り畳めること。折り畳み時のサイズは22x12x2cmで重さは750gと、ソロキャンで徒歩キャンが好きな人たちの身体にも負担をかけない仕様になっています。


By Arnaudは素材にチタンを採用したバージョンも用意。こちらはサイズは同じですが、重さはなんとわずか300gを実現します。


By Arnaudは現在、「FireTower」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。入手方法や入手に必要な金額などについて詳細は、Kickstarter内のプロジェクトページ「FireTower | An efficient folding rocket stove.」で確認してください。