iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!

Jingling Techは「JingPad A1」のクラウドファンディングプロジェクトをIndiegogoで開始しました。iPadOSを参考に開発されたJingOSを搭載した、“世界初の消費者向けLinuxタブレット”を謳うデバイスです。

iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!
「JingPad A1」のクラウドファンディングプロジェクト
ついにスタート!

仕事でノートPCを利用し、プライベートでAndroidタブレットを利用している人にぴったりな商品。この2つのデバイスの役割を「JingPad A1」1台だけで果たすことを目指しています。


iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!
ノートPCとしても、タブレットとしても使える

ノートPCとしてはLibreOfficeなどを使ってオフィス文書を作成・編集したり、GIMPを使って画像編集したりできます。Linuxマシン上でプログラミング環境を構築している人であれば、その環境をどこにでも持ち歩けるようになります。

iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!
Linux環境を持ち歩き!

11インチディスプレイの縦横比率は4:3で、表示行数が稼げるのでオフィス文書の作成・編集やプログラミング作業に適しています。

iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!
オフィス文書作成・編集に適した4:3スクリーン採用

メモリは8GBでストレージは256GB。MicroSDを利用したストレージの拡張にも対応しているので、仕事として利用するマシンとしても十分なストレージを確保できそうです。

iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!
以前公表されていたものよりも
スペックは向上しています

CPUはARMベースのUnisocTigerT7510なので、バッテリーのみでも長時間の駆動が可能(最大9時間)。またCPU冷却ファンが不要なため、ファンの音を長時間聞いていると調子が悪くなる人にもおススメできます。

iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!
ARMベースのノートPC
長時間利用可能で静か

一方でARMベースなため、Linuxアプリの中には互換性が無いものも存在します。Jingling TechではJingOS上で動作するLinuxアプリを公表しているほか、今後はより多くのLinuxアプリをARMに移植し、タブレット向けに最適化する動きを加速させたいとしています。

iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!
アプリストアからはWPS Officeのほか
Google Chrome、Mozilla Firefox、Skype、Dropboxなどをインストールできます

Androidアプリを動作させる「Android Apps on JingOS(AAJ)」機能を搭載。多くのAndroidアプリを「JingPad A1」上で実行可能としています。画像解像度は2,368x1,768で画素密度は266ppiと、YouTubeなどで動画を楽しむのに十分な仕様となっています。

iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!
動画ストリーミングやゲームを楽しむのにも十分な解像度

iPadみたいなLinuxタブレット「JingPad A1」クラファン開始!
ディスプレイスペック詳細

Jingling Techは「JingPad A1」購入前の注意事項を出資者向けに示しています。その中では、JingOSは新しいOSのためAndroidなどの既存のOSに比べると十分には成熟していないこと、またARMベースのLinuxエコシステムはx86系ほど成熟していないこと、などがあげられています。

確かに、プログラミング環境を必要としないほとんどの消費者にとっては「JingPad A1」よりも、Chromebookの方が使い勝手が良さそう。Chromebookでは機種によってはノートPCとしてもAndroidタブレットとしても利用可能なものがあるし、ある程度は安定しています。でもLinuxアプリを出先で使う必要のある人や、いままでにない新しいデバイスを触るのが大好きという人には、「JingPad A1」はおススメできそうです。

「JingPad A1」の詳細なスペックや入手方法について詳細は、Indiegogoサイト内のプロジェクトページ「JingPad: World’s First Consumer-Level Linux Tablet」で確認してください。