ルノー・ジャポンは「ルーテシア」をフルモデルチェンジし、11月6日に販売開始する。


エンジンはルノー・日産・三菱のアライアンスにより開発された1.3L直噴ターボ。最高出力131ps/5,000rpm、最大トルク240Nm/1,600rpmを発揮し、市街地から高速道路まであらゆるシーンで余裕のある、質の高い走りをもたらす。



このエンジンに組み合されたトランスミッションはパドルシフトを備えた電子制御7速AT（7EDC）。先代モデルの6段から7段に多段化され、運転をよりシームレスで快適なものにしている。


プラットフォームは、ルノー・日産・三菱のアライアンスにより新設計されたCMF-Bを採用。先代モデルのプラットフォームより約50kg軽量化しながら高い剛性を持ち、エンジンのパワーをしっかりとけ止め、しなやかなサスペンションの動きやハンドリングの正確さを引き出す。


先代モデルに比べコンパクトになったボディサイズは空気抵抗を低減し、重量も軽くなり、燃費向上に貢献している。また、ボディサイズはコンパクトになったものの、先代モデルより広い室内空間を実現した。


エクステリアでは、ルノーモデルに共通の特徴的なフロントマスクが与えられた。ボンネットには、彫刻を思わせる直線のプレスラインが入れられ、たくましさを表現している。


フロントバンパー両端に装備されたエアディフレクターは空気抵抗を抑えるだけでなく、フロントマスクをよりワイドかつ低く印象付けている。

ヘッドライトは100％LED化され、ルノーモデルを象徴するCシェイプのデイタイムランプが装備されている。ヘッドライトユニットには「目」を思わせるふたつの光体と、「まつ毛」を思わせる立体的なストライプが組み込まれた。


リアでは、リアゲートとバンパーを一体化させる設計で、頑丈さを印象付けている。リアゲートよりも外側に配されたリアランプは、ボディの幅広さを強調。また、リアライトもヘッドライトと同様に、Cシェイプが採用された。


カラーバリエーションは、「ルージュ フラムM」、新色「オランジュ バレンシアM」、新色「ブルー セラドンM」、「ブラン グラシエ」、「ブルー アイロンM」、「ノワール エトワールM」の6色展開とされた。


インテリアでは、波のような曲線と水平基調の造形を取り入れたダッシュボードは、広く見通しの良い印象を与える。コクピット周りはドライバー側に向けて傾けてあり、センターコンソールもドライバーの手が届きやすいよう高い位置に設置された。


ステアリングのスポーク上には、運転支援システムやインフォテインメント機能の音声入力が操作できるスイッチが配置され、ドライバーは前方から目を離すことなく、運転支援システムの切り替えや、7インチ デジタルインストゥルメントパネルの画面切り替え、ハンズフリー通話へのアクセスが可能となっている。


フロントシートは座面長を長く取り、包み込むような形状でサポート性を向上させている。シートバックの形状によって、後席の乗員の膝回りのスペースにゆとりが生まれた。薄型形状のヘッドレストにより、後席からの視認性を高めている。

グレードは「ゼン（受注生産）」「インテンス」「インテンス テックパック」の3種。メーカー希望小売価格は次の通り。