バンダイも急きょフェイスシールド生産

バンダイ子会社のシーズは飛沫防護用マスク(フェイスシールド)の生産を4月末に開始する。玩具製造でつちかったノウハウを活かす。

神奈川県横浜市の菊名記念病院の医師から要請を受け、医療現場の現状を聞き、玩具・医療機器のOEM実績を持つシーズでフェイスシールドを生産し、1万セットを菊名記念病院と東京都医師会に寄付する。新型コロナウイルスの感染拡大防止とひっ迫する医療現場の支援が目的。


セット1つにつきフレーム1個、取り換え用フィルムシールド5枚が付属する。なお今後医療現場の要請により継続生産と一部販売を検討する。

シーズは1994年に設立。バンダイナムコグループでは玩具、玩菓、電子ゲーム、文具の国内生産と、医療機器や電機製品のOEM事業を展開している。過去にはキーホルダー型の心肺蘇生音声誘導器や、採血を必要としないヘモグロビン測定装置などを手掛ける。なお、シーズが生産するフェイスシールドについては、ほかにも国内で複数の企業が参入を開始している。