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NTTグループは、漫画やアニメなどの情報を違法に掲載する「海賊版」サイトへのブロッキング(閲覧遮断)を実施すると発表した。海賊版サイトは多数存在するが、今回は政府の名指しした3つが対象。一般利用者の通信を常時監視し、該当するサイトを開こうとした際に制限をかけることになる。

NTTグループによると今回の判断は、コンテンツ事業者団体からの要請と4月13日に開かれた政府の「知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議」で決まった「インターネット上の海賊版対策に関する進め方について」にもとづくもの。

ブロッキングは中国など海外の一部の国で普及している措置。国内でも児童ポルノ対策などで限定的に導入しているが、日本国憲法第21条にある「検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない」などに反するとの指摘も出ており、また海賊版サイトなどへ適用するには法制度も不十分とする声もある。

しかしNTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、NTTぷららの3社では、ブロッキングに関する法制度が整備されるまで「短期的な緊急措置」として、準備が整い次第実施するとしている。一方で政府において可及的速やかに法制度を整備してほしいとの要望を述べている。

政府の名指しした3つの海賊版サイトとは「漫画村」「AniTube! 」「MioMio」。なお、それぞれの運営体制や収益構造などについて解明が進むなか、一部はすでに閲覧不能になってる。