IoT水耕栽培機のfoop
foopに新モデル

iPhoneやAndroidスマートフォンと連携し、野菜などを育てられる水耕栽培機「foop」に新モデルが登場した。台湾の電子部品メーカー、台達電子(デルタ)グループで日本に拠点を置くアドトロンテクノロジーが開発している。

foopは、キッチンに置けるサイズの筒状をした装置で、エアーポンプ、LED照明、ファンなどを搭載。中にレタスなどの野菜を植えられるようになっている。

Wi-FiやBluetoothでiPhoneなどと接続。持ち主が専用アプリケーションを起動し、育てたい野菜の種類を選ぶと、それぞれに最適な環境を整えることが可能。成長度合いなどもアプリで確認できるようになっている。

foopのアプリイメージ
アプリで野菜の成長をチェック

今回は「foop Lite」「foop Pro」「foop Premium」の3モデルが登場した。

foop Lite

foop Liteのイメージ
foop Lite

foop Liteは、従来製品の基本機能を継承しながらも、より低廉になっている。希望小売価格は3万8,500円(税別、以下同じ)。2017年3月21日より販売し、キャンペーンとして100台限定で3万2,800円で取り扱い、6か月分の種子セットが付く。

天然木をより多用していた従来製品と比べ、1万円以上安い。ただ側面板には天然木を残している。

天然木の側面板イメージ
側面板には天然木を残している

foop Premium

IoT水耕栽培機のfoop Premium
朱色の「漆」モデル

foop Premiumは、側面パネルが日本の伝統工芸とのコラボレーションモデル3種類。

まず「漆」。こちらはCADなどデジタルデザイン技術と漆工芸を組み合わせるデザイナーの土岐謙次氏とのコラボレーション。朱と黒が選べる。

次に「西陣織」。京都の伝統工芸で、岡本織物、西陣岱ザキ(崎の異体字)織物とデジタルファブリケーション機能を備えたクリエイティブラウンジ「MTRL KYOTO」のコラボレーションで、金襴の花紋様とアフリカ模様が選べる。

IoT水耕栽培機のfoop Premium
西陣織モデル、金襴 花模様

最後に「鹿革」。こちらは富士の森林保護のため、やむを得ず捕獲した鹿を資源として生かす「マタギプロジェクト」がなめし加工し、革職人のKULUSKAが仕上げたという。

IoT水耕栽培機のfoop Premium
鹿革モデル

いずれも今夏発売予定。価格などは明らかになっていない。

foop Pro

IoT水耕栽培機のfoop Pro
foop Pro

foop Proは研究機関・企業向けハイエンドモデル。インターネットを通じてほかのシステムや機器と連携するためのクラウドサービスAPIを用意し、スマートハウス用の通信プロトコル「ECHONET Lite」に対応する。また使う人がすべての設定を変更可能。カメラを備え、自動で野菜の成長記録を動画に残せる。今秋発売予定だ。

アプリも従来品も機能更新

既存製品もアプリと本体システムの双方を更新して機能を増やしたそう。例えば「サンライズ・サンセット」機能として、朝と夜の時間に合わせてLEDライトの明るさを自動制御し、より自然な環境に近づけられるようにした。

サンライズ・サンセット機能
より自然に近い照明に

また野菜栽培に関連の深い天気、外の温度、室温なども通知するようになった。これに加えiPhoneなどの位置情報を使って地域や季節に応じた栽培の助言も表示できる。

天気などのお知らせ機能
天気などのお知らせ機能も

地域に応じた栽培情報表示
地域に合わせた栽培情報も

このほか簡単なチャット形式によるガイドも利用できるようになった。さらに画像データなどの分析により、個別アドバイスをプッシュ通知、本体アイコン、メール、SNSでも伝える。

顧客サポート機能の拡充
サポート機能も強化

iPhoneなどのカメラにフレームを表示して野菜をうまく撮影し、栽培日数、撮影日などを添えて記録できる機能もある。

フレーム撮影機能も
フレーム撮影も可能に

このほか複数のfoopの利用情報を集積し、栽培方法を継続して改良していく機能も加わっている。