
東京・池袋のサンシャイン水族館では3月16日~6月25日、毒を持つ生きもの約25種を展示する特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」を開催する。
2014年夏に開催し、約20万人の来場を数えた「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」に続くもの。

今回は展示する生きものを一新している。タンパク毒を持ち体長40cmを超える個体も存在するムカデの最大種「ペルビアンジャイアントオオムカデ」や、観賞魚としての人気も高いがタンパク毒をもつ淡水エイ「ポルカドットスティングレイ」、陸ガメで唯一毒を持つ「ミツユビハコガメ」、刺激臭を噴霧して敵を追い払う「シマスカンク」などだ。





それぞれ特徴ごとに3つのコーナーに分けて展示する。ただ見るだけでなく、触(ふ)れる、嗅ぐなどの体験も可能。五感で毒を感じられる内容だとか。
1つ目は暗く鬱蒼とした「魔女の毒薬調合室」。防御するための毒をもつ生きものが中心で、ヤスデやムカデなどをはじめ、外見も毒々しいカエルや淡水エイなどを展示する。
2つ目は「マッドサイエンティストの研究室」。毒を利活用する生きものが中心。毒ヒレや毒牙をもつ魚類や強毒のクラゲ、毒をもつハコガメ、刺激臭を放つスカンクなどを展示する。また調香師の匹田愛氏が実際にスカンクの臭腺を嗅いで調香した「スカンクの分泌液の臭い」を体感できる。
3つ目は「レッドゾーン」。人を死に至らしめたことがある危険な生きものを展示する。食中毒の原因となるフグの仲間や触れるだけでも危険なイソギンチャク、毒針を持つエイなどを集める。
また水族館本館内のカフェやグッズショップでは、見た目が毒々しいメニューや関連商品を取り扱う。


特別展の入場料金は600円だが、水族館本館を利用する人や年間パスポートを持っている人などは400円。