(出典:プラネックス)
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海外への情報漏洩(ろうえい)を阻止する「鎖国」機能を備えたWi-Fiルーター「SAKOKU」が登場した。プラネックスコミュニケーションズが取り扱う。


家庭やオフィスで、PC、スマートフォン、タブレットなどがウイルスなどに感染した場合も、危険な国・地域との通信を遮断することでデータ流出を防ぐ。


(出典:プラネックス)
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どの国・地域を危険と見なすかは、情報通信研究機構(NICT)のリストをもとにする。

NICTはダークネット(インターネット上で到達可能な未使用IPアドレス空間)の通信を監視してサイバー攻撃の状況を把握しようとしており、国別のホスト数やパケット数を公開している。そのランキング上位の国・地域を危険ととらえ、データの送信を制限する。

メールなど通常のやり取りは国内のサーバーを経由するので、それらの国や地域の人とのやりとりには困らない。

既存のルーターと連携して動作するほか、自らもルーターとして機能する。

どのような通信を遮断したのか履歴を確認することも可能。許可しない送信先を設定するブラックリストだけでなく、許可する送信先を個別に限定するホワイトリストも利用できる。一時的に遮断を無効にすることも可能。

(出典:プラネックス)
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無線通信機能としては、IEEE802.11acに対応し、5GHz帯接続時は最大866Mbps、2.4GHz帯接続時は最大300Mbpsで通信できる。有線通信は1000BASE-Tに対応する。

オープン価格だが、Amazon.co.jpでの販売は1万9,800円(税込)。