調査対象は全国10代〜50代以上のインターネット ユーザー1,087人。男女比は男性53.8%、女性46.2%。年代比は10代1.5%、20代28.0%、30代21.5%、40代17.3%、50代以上31.7%。
まず、ユーザーがどのようなモバイル機器を所有しているかを調べた。所有率の高いモバイル機器は、「ノート PC/ネットブック」(58.4%、前回57.1%)、「スマートフォン」(57.0%、同54.2%)、「従来型の携帯電話/PHS」(48.2%、同50.5%)が上位3種類。
スマートフォンが増え、従来型の携帯電話/PHS が減るという傾向に変わりはないが、スマートフォン所有率の伸びは落ち着いてきているようだ。インターネットコムと NTTコム リサーチが実施しているほかの調査でも、同様の傾向がみられる。
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Q:あなたは以下のモバイル機器を持っていますか (2014/10/20〜10/21 10代〜50代以上のインターネットユーザー1,087人) |
スマートフォンを使う人の増加ペースは落ちてきたのだろうか。そこで、スマートフォンを持っていない467人(全体の43.0%)に「スマートフォンを欲しいと思いますか」と尋ねてみた。その結果、「購入する予定がある」人は7.9%、「購入する予定は無いが欲しい」人は35.1%で、「欲しいと思わない」人は57.0%だった。
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Q:スマートフォンを欲しいと思いますか (2014/10/20〜10/21 10代〜50代以上のインターネットユーザー1,087人中、スマホ非所有者467人) |
過半数がスマートフォンを希望していないが、この傾向は以前から変わっていない。したがって、今後もスマートフォン利用者は増えるが、その増え方は鈍化していくとみてよいだろう。
(調査協力:NTTコム リサーチ)
◆参考記事:
所有率の上昇ペースが上がるタブレット―定期調査「モバイル機器」(12)
タブレットの2強 Android/iOS に対し健闘する Windows―定期調査「モバイル機器」(11)
調査協力:NTTコム リサーチ