KDDI は、40代から60代のスマートフォン利用者を対象に、スマートフォンを使う際のトラブルに関する実態調査を行った。その結果、もっとも身近なスマホトラブルは「破損・水没」であることなどがわかった。

最も多いスマホトラブルは「スマホの破損・水没」(10.7%)で、「紛失」(3.2%)の3倍以上に上った。スマホを破損・水没させるのは、女性(8.7%)よりも男性(12.7%)に多く、40代男性の約5人に1人(18.7%)が破損・水没を経験したそうだ。

スマホのよくあるトラブルは破損と水没
経験したことのあるスマホトラブル

そして、スマホの破損・水没で困るのは、「電話帳などの連絡先データの消失」(74.4%)、「個人情報が流出・拡散してしまう可能性があること」(57.3%)、「写真や動画などのデータの消失」(54.7%)であることがわかった。全般的に男性より女性の方がスマホの破損・水没で「困る」と回答した割合が高かった。

スマホの破損・水没で困ること
スマホの破損・水没で困ること

また、スマホのセキュリティ被害に関して、被害経験はまだ少ない(1.2%)ものの、認知率(80.3%)は高いそうだ。セキュリティ被害対策に関して、半数以上が「対策をしたい」(65.9%)と意欲的である一方、実際にセキュリティ対策用のソフトやアプリケーションを「利用している」(33.2%)のは3人に1人だった。

スマホのセキュリティ認知率
スマホのセキュリティ認知率

同調査の調査時期は、10月15日から16日。調査対象は、40代から60代のスマートフォンユーザー900名(年代別に男女150名ずつ)で、インターネットによって調査を行った。