サウンドハウスは楽器や関連機材をオンラインで販売しているサイトだが、11月19日に突然、これまで3年間、商品を掲載していた楽天市場への出店をとりやめると発表した。
サウンドハウスに何があったのか。
理由は、楽天側が一方的に決済口座を楽天銀行の口座に一本化すると決定したためだ。
サウンドハウスでは、楽天側が楽天銀行に出店店舗の銀行口座を勝手に開設し、決済用口座としてその口座しか認めないとするのはこれまでの日本の商習慣ではありえないと、楽天側に詳細説明と即時撤回を申し入れたが、納得できる説明もなく、口座の取り消しも実行されないことから、楽天との取引を中止することにしたそうだ。
なお、サウンドハウスでは、楽天以外の外部ショッピングサイトは継続して営業していく。
一方、楽天側は、買い物代金の振込先を「楽天銀行 楽天市場支店」に統一する発表を行っている。それによると、11月13日より順次、楽天市場での買い物代金の振込先を楽天銀行とするという。
「楽天銀行 楽天市場支店」の口座は、楽天市場に出店しているショップのみ利用できる口座であり、楽天が決済の窓口となることで、決済代金の流れを確認できる安全な仕組みを作りたい、という意図のようだが、結果として楽天銀行が潤うのではないだろうか。