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月々の支払金額に対する意識 |
月々支払っている料金は、総額だと金額帯に大きな偏りは見当たらない。しかし通話料金だけをみると、「1,000円未満」が56.8%と突出して多く、「1,000円以上、2,000円未満」が16.8%でそれに続いた。通話の支払い金額が低い水準にとどまっている原因が、通話料金を高いと感じて通話を控えているからなのか、キャリアの通話サービスを使わずほかのサービスを利用している影響なのかは不明だ。
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実際に支払っている金額 |
そこで、NTT ドコモの「カケホーダイ」やウィルコムの「スーパーだれとでも定額」といった、最近登場した月額制の定額通話サービスを必要と思うかどうか尋ねてみた。その結果、「とても必要である」が14.2%、「まあ必要である」が25.0%、「あまり必要ではない」が38.0%、「まったく必要ではない」が22.8%となり、必要性を感じていない人が多かった。なお、楽天リサーチは質問する際、「かけ放題になるサービス」の利用に必要なオプション料金を「スマートフォンは月額2,700円」「従来型の携帯電話は月額2,200円」と例示しており、ドコモのカケホーダイを念頭に置いて調査しているようだ。
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定額通話サービスに対する意識 |
定額通話サービスを「あまり必要ではない」「まったく必要ではない」と答えた人に理由を質問したところ、最も多い回答は「電話(通話)をあまりしないため、割高になるから」(57.8%)だった。次に多い回答は、「現在の通話料金が、設定されている金額より安いから」の40.5%。これに対し、「無料通話サービス(LINE 等)を利用するから」という人は24.4%、「格安通話サービス(楽天でんわ等)を利用するから」という人は4.1%。
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定額通話サービスが不要な理由 |
調査は、楽天リサーチの登録モニターのうち、10代から60代の男女1,200人を対象に実施した。ただし、この登録モニターは「楽天市場、楽天トラベル、楽天証券、楽天銀行など楽天グループのさまざまな商品・サービスの利用者約8,700万人の中から構成される、約230万人」とのことなので、グループ会社のフュージョン・コミュニケーションズが提供している通話サービス「楽天でんわ」の認知率/利用率が一般消費者に比べ高い可能性がある。