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メルセデス・ベンツGクラスのEVバージョン「コンセプトEQG」発表 ― プロモビデオがレトロSFのようでめちゃめちゃ面白い


メルセデス・ベンツはGクラスのEVバージョン「コンセプトEQG」を公開しました。“すべてのモデルをEV化する”というメルセデス・ベンツの公約を守って登場した量産型に近いスタディモデルで、プロモーションビデオは1950年代のSF作品が好きな人なら絶対に見るべき仕上がりとなっています。

メルセデス・ベンツ「コンセプトEQG」発表
未来のオフローダー?

「コンセプトEQG」はGクラスの持つ特徴的なデザインコンセプトと高い悪路走破性はそのままに、ドライブユニットを電動化したもの。エクステリアはひと目でGクラスとわかる、角ばった独自のデザインを維持しています。ボディカラーはメルセデス・ベンツが2019年のフランクフルトモーターショーでお披露目した「ヴィジョンEQS」同様、上部がグロスブラック、下部がグロスアルミの2トーンとされました。

エクステリアはひと目でGクラスとわかるデザイン
ボディカラーはグロスブラックとグロスアルミの2トーン

「ヴィジョンEQS」と同じカラースキーム

フロントフェイスは丸目のヘッドライトも含め馴染みのあるGクラスのもの。でもグリルは従来のガソリンモデルのそれではなく、「ヴィジョンEQS」同様にLEDの光によって表出される仕組みとなっています。また、ボディサイドに装着された細い光の帯「ライトベルト」も、「ヴィジョンEQS」を彷彿とさせるものです。

グリルはLEDの光で表出

参考画像:「ヴィジョンEQS」のブラックパネル マトリクスグリル

足元には専用デザインの22インチアルミアロイホイールが装備されました。Gクラスといえばリアに背負ったスペアタイヤが特徴ですが、「コンセプト」ではその位置にタイヤはなくボックスが装備されています。メルセデス・ベンツではこのボックスは、例えば充電ケーブルを収納しておくのに利用できると説明しています。

リアボックスには充電ケーブルや室内には入れたくないものも収納可能

悪路走破性では丈夫なGクラス伝統のラダーフレームを維持。EV用ドライブユニットに合わせて新開発されたフロント独立懸架、リアリジッドアクスルのサスペンションと合わせ、EQGを「妥協の無いオフローダー」に仕立てています。

高い悪路走破性を維持

さて、冒頭に述べた通り、「コンセプトEQG」のプロモーションビデオは、1950年代のSF作品が好きな人にはたまらないもの。「コンセプトEQG」の登坂性能などを紹介しつつも、「タコのような宇宙人」「円盤型をしたUFO」「人間の友となるロボット」「当時の人たちが想像していたテレビ電話」といった数々のモチーフを、わずか2分ちょっとのビデオの中に詰め込んでいます。

人間の友となるロボット

ビデオ画面の縦横比率は当時のテレビ画面に合わせた4:3という念の入れよう。このプロモビデオを視聴している私たちが1950年代から見ればすでに未来に住んでいることと、その未来には「コンセプトEQG」があることをさりげなく主張しています。

これは『スタートレック』の転送装置?

動画は、以下で視聴できます。

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