
メルセデス・ベンツは、電気自動車「EQC 400 4MATIC」の装備見直しを実施し、4月20日に予約注文を開始した。標準装備の一部をオプション化することで、メーカー希望小売価格を値下げしている。

「EQC」は、日本におけるメルセデス・ベンツ初の電気自動車。前後アクスルにそれぞれ1つずつモーターを搭載しており、2つのモーターの総合最高出力は408PS、最大トルクは765Nmに達する。バッテリーは6.4kWまでの交流普通充電と50kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応し、WLTCモードでの航続距離は400kmを実現した。

今回の装備見直しでは、従来は標準装備だった「クライメートコントロール(前席左右・後席独立調整)」と「エナジャイジングパッケージ」をレザーエクスクルーシブパッケージに、同じく標準装備していた「ステンレスランニングボード」「プライバシーガラス」「ヘッドアップディスプレイ」をAMGラインにそれぞれオプション装備とした。また、ガラススライディングルーフは単独オプションとして設定している。

これら装備の見直し等により、メーカー希望小売価格は1,080万円から895万円へと値下げされた。

納車は6月頃となる予定。