BMWが「CE 04」を発表しました。2017年に公開されたコンセプトモデル「Concept Link」の斬新なデザイン要素を随所に残しつつ、実用性の高い電動スクーターに仕上げています。
参考画像:2017年に公開されたコンセプトモデル「Concept Link」
搭載されたモーターは最高出力31kW(42hp)を発生。0-50km/h加速では2.6秒を達成しており、赤信号での停止からの再加速でもたつくことはありません。最高速度は120km/hに設定されていて、幹線道路や高速道路でも交通の流れに乗って走れます。
バッテリーはフル充電すれば約130kmの走行が可能。通勤などを含む都市部での移動はもちろん、週末のちょっとした旅行に十分に対応できます。バッテリーは急速充電に対応していて、0-100%の充電は約1時間40分、20-80%の充電であれば約45分としています。休憩ポイントに急速充電器があれば、休憩中・食事中に次のポイントまで移動できるエネルギーをチャージできます。
単に速く、遠くまで走れるだけでなく、走りの楽しさも追及。「ECO」「Rain」「Road」の3つのライディングモードを標準装備して、ライダーに対し快適な走行フィールを提供します。さらにオプションで、「Dynamic」モードも追加可能。より強い加速感を味わえます。
「ECO」「Rain」「Road」の3つのライディングモードを標準装備
インストルメントクラスターには10.25インチTFTカラースクリーンを標準装備。この大画面スクリーンには、走行速度やバッテリー残量など、ライダーが走行に必要な情報が表示されます。また、ナビゲーション画面を表示できるので、ハンドルバーなどにスマートフォンを取り付けナビ画面を表示する、といった必要がなくなります。
参考画像:「Concept Link」のインストルメントクラスター
「Concept Link」の発表時、BMWは電動バイクはガソリンバイクと違って燃料タンクが不要なため、空いたスペースが収納などに利用できるとアピールしていました。「CE 04」でもこのスペースは利用可能になっています。
参考画像:「Concept Link」のシート下収納
欧州での価格は1万2,000ユーロからで、発売は2022年初頭に予定されています。