スマートフォンにクリップで取り付けるカメラレンズ。Amazonなどでは安いものでは1,500円くらいから、高いものでは5,000円くらいのものまで、様々な性能&機能を持つものが販売されています。
でも、ダイソーで買えば108円!価格10分の1以下のダイソースマホレンズは使えるのでしょうか?実際に買って試してみました。「接写」はそれなりに、「魚眼」もちょっと面白く使えます。
■「広角・接写」と「魚眼」
ダイソーで販売されているのは「切り替えタイプ 広角・接写スマホレンズ」と「魚眼タイプ スマホレンズ」の2種。どちらもスマートフォンのレンズにクリップで取り付けて使用するタイプです。
「切り替えタイプ 広角・接写スマホレンズ」では、接写用レンズに広角用レンズがネジで取り付けられており、接写撮影時には広角用のレンズを取り外して使用するようになっています。
広角・接写タイプはレンズ2枚構成
1枚だと接写、2枚だと広角になります
■接写の威力
前述のとおり、この中で最も使えるのは接写レンズでした。その威力を、クリスマスクッキーを撮影してお見せしましょう。4種のクッキーのうち、クマクッキーとサンタクッキーを撮影します。
スマートフォン単体で撮影した場合、「クマクッキー」にある程度近づいたところでピントが合わなくなってきます。
このあたりですでに、ピントが厳しくなり始めます
クマ、ぼんやり
ここで接写用レンズを装着。すると、クマの目や鼻(?)までがはっきりと撮影できます。
「サンタクッキー」もぎりぎりまで接近して撮影できます。ここまで近づけるのであれば、花や虫などを観察/記録するなどの用途にも、それなりに使えるかもしれません。
■広角は?
接写用レンズとペアになっている広角レンズ。これは残念ながら効果をあまり体感できませんでした。通常よりも広い範囲が撮影できているのはたしかですが、このくらいなら、無くても良いかな?というのが正直な感想です。
■魚眼もそれなりに
一方、魚眼レンズはそれなりに楽しく使えました。ディズニーシーの人気者「ダッフィー」のぬいぐるみを撮影してみたのですが、鼻が大きくなり、よりファニーな表情に。家に遊びに来たダッフィーを、ドアスコープから覗いているみたいな写真が撮れます。
愛犬、愛猫を撮影してみれば、鼻デカのカワイイ写真が撮れるかもしれません。
■画質が…。
ダイソーのスマホレンズ、接写も魚眼もそれなりの効果を得られることがわかりました。魚眼についてはカメラアプリの多くよりも、効果があります。
あとは、画質でしょうか?1,500円程度のレンズと比較すると、明らかに画質が落ちます。筆者が購入したものはレンズに細かなキズが入っていたので、これも画質が落ちてしまう原因のひとつかもしれません。キズは個体差がありそう。なので、運が良ければもっときれいに撮影できるレンズに当たるかもしれないし、運が悪ければ…ということも? でも、そのあたりを納得した上で購入するのなら、十分に楽しめるレンズだと思います。
価格はもちろん、108円です。