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Raspberry Piをスマートフォンにするキット「PiTalk」


「PiTalk」はRaspberry Piを使ったスマートフォンを製作するキット。英国ロンドンに本拠をおくSB Componentsが開発した。

Raspberry Piを使ったスマートフォンを製作するキット「PiTalk」登場

Raspberry Pi(A+、2、3、Zero、Zero W)に対し、ハードウェアとして3Gモジュールなどを、ソフトウェアとして「PiTalk」専用アプリを追加するキット。SIMカードを挿入することで、通話やSMSの送受信、ブラウザを使用したWebサイトの閲覧などができるようになる。カメラキットを選択すれば、写真や動画を撮影することも可能だ。

SIMカードを挿入すれば、通話ができる

カメラキットを選択すれば、写真や動画を撮影することも

PiRelayの付属する「PiTalk Automation Kit」も用意されており、これを利用すれば家電をコントロールするシステムを、比較的容易に構築できる。SB Componentsは例として、スマートフォンのSMSを使ってライトのオン/オフをするシステムを紹介している。

「PiTalk Automation Kit」を利用すれば
外から家電をコントロールできる

SB Componentsは現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで、「PiTalk」の市販に向けた出資者募集のキャンペーンを展開している。キャンペーンでは、3.2インチスクリーンの「PiTalk Kit」を95英ポンド+日本への送料10英ポンドで入手可能だ。4インチスクリーン版は105英ポンド+送料で、5インチでは110英ポンド+送料で入手できる。その他、PiRelayの付属する「PiTalk Automation Kit」や、カメラ付きの「PiTalk Camera Kit」、Raspberry_Piの付属しない廉価なバージョンも用意されている。出荷は2018年3月頃の予定。

組み込みデバイスとして使うなら3.2インチもありかも?

「PiTalk」の対応周波数についてSB Componentsに尋ねたところ、同社のGajender Singh氏より900/2100であるとの回答を得た。また、次期バージョンでは、4G回線が利用可能になる予定であると、Gajender Singh氏は語ってくれた。

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