メモリーモジュール型ハンドスピナーが話題だ。モジュールメーカーのセンチュリーマイクロが試作し、Twitter上で公開して注目を浴びている。
ハンドスピナーはまたの名をフィジェットスピナー、指スピナーともいい、指で弾くとくるくる動き出す、ただそれだけのおもちゃだ。中央にベアリングが仕込んであり、少し勢いをつけてやるだけで、手の中やテーブルの上で安定して回転する。
その素朴さが逆に受けたのか、インターネット上で爆発するように広まり、海外で大流行。日本のテレビなども取り上げて、だんだんと国内でも遊んでいるようすを見かけるようになった。
おもちゃメーカーが作ったしゃれたデザイン、かわいいデザインの量産品も沢山出回っているが、さまざまな変わり種を自作する向きもある。そうしたなか、センチュリーマイクロが作ったのはなんとメモリーモジュール型のスピナー。電子工作やPCの組み上げをする人にはなじみ深い基盤が、軽快にまわるようすは面白い。
スピナーの基本構造が単純なのですぐできたそう。もっともあくまで作例で、販売予定はない。代わりに自作方法を次のように紹介している。
(1)1枚だと薄く軽すぎるので基板5枚を接着する
1枚だともろいので5枚重ねる(出典:センチュリーマイクロ)
(2)穴を開けてベアリング入れる。作例では直径10mmのものを使用
穴を開けてベアリングを仕込む(出典:センチュリーマイクロ)
(3)軸を入れる
(4)持ち手用DRAMを付け、外重心になるよう外側にもDRAMを配置して完成
DRAMをおもりに使っているのがなんとも楽しい。