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うちのPC、これで十分じゃない?…安くて小さいスーパーミニPC「Panther Micro PC」


「Panther Micro PC」は、小さくて安いスーパーミニPC。コンピューターにお金も場所も使いたくない人にぴったりの一台。


その特徴は、小さいことと安いことに加え、消費電力が一般的なデスクトップPCと比べて少ないこと。消費電力は2~4W程度で一般的なデスクトップPCの20~130分の1のエネルギー消費でありながら、これまでとそれほど変わらないユーザ体験を得られると、開発元は主張している。


開発元の試算によれば、「Panther Micro PC」を1年間使用した場合、その電気代は一般的なデスクトップPCよりも200ドルも安くなるそうだ。


HDMIコネクタが搭載されているので、自宅のテレビに接続し、これをモニターとして使うことが可能だ。USBポートが2つ付属しており、またBluetoothにも対応しているので、キーボードとマウスを接続して、通常のPCと同じように使用できる。「子どものビデオを編集したい」などのヘビーな利用はできないが、表計算ソフトを使って家計簿をつけるなどの、ちょっとした作業には十分対応できるはずだ。「Panther Micro PC」の本体はとても小さいので、普段は引き出しの中にキーボード/マウスと一緒にしまっておき、必要なときに取りだしてテレビに接続して使用する、という使い方もありだろう。

DVI、VGAの使用には別途アダプタが必要

OSとして採用されたのは独自開発の「Panther OS」。これはRed Hatが支援するLinuxディストリビューションFedoraのカスタムバージョン。OSのメモリ使用量が200MB程度と少ないのが特徴で、「Panther Micro PC」に搭載された2GBのメモリを有効に利用できるという。


「Panther OS」上では、Office互換ソフトや、メールソフトをWindowsやMac OSに近い感覚で操作可能だと、Panther MPCは主張している。


開発元のPanther MPCは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、89ドルの出資で「Panther Micro PC」を1台入手可能だ。発送は2017年1月に予定されている。

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