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セグウェイみたいに乗れるスーツケース「Olive」―ロボット技術で、持ち主の後をコロコロついてくる!


「Olive」は、“知性を持つ”スーツケース。イランIKAP Robotics Laboratoryによるロボット技術が搭載されている。

持ち主の後を追いかけるスーツケース 「Olive」
ロボット技術を搭載

「Olive」の特徴は、スーツケース保有者の後を自動的に追いかける、トラッキング機能がついている点にある。同様の機能を持つスーツケースはすでにいくつか発表されているが、それらの多くはBluetoothなどを活用したもの。例えば3角測量によって所有者のスマートフォンの方向を測定し、その方向に進むというものだ。

参考画像:持ち主の後ろをついてくるスーツケース「HOP!」
保有者自身というより、保有者の持つスマートフォンをトラッキング

だがこの方式はBluetoothの電波が届かないところでは機能しない。また、空港が混雑している場合には他の人にぶつかってしまうなどの問題も発生するし、ぶつかった結果スーツケースが倒れてしまった場合、自力で立ちあがることもできなかった。

「Olive」はこれらの問題を解決するロボットスーツケース。3Dビジョンカメラを内蔵しており、周囲のマップを自動生成して混雑した環境でも他の人にぶつからずに走行できる。スケルトントラッカーアルゴリズムにより、人ごみの中からスーツケースの持ち主を認識可能。持ち主のスマートフォンではなく、持ち主自身を追いかけることができるようになっている。

「Olive」の3Dビジョンカメラ
周囲のマップを自動生成できる

スケルトントラッカーアルゴリズムにより、
人ごみの中でも持ち主をトラッキング
かわいい?それとも、怖い?

内部には加速度計センサーやジャイロスコープも搭載されており、セグウェイのような自動バランス機能を実現。2輪自立走行を可能にしただけでなく、万が一何かにぶつかった場合でも簡単には倒れない安定性を獲得した。

セグウェイのような自動バランス機能を実現
2輪自立走行が可能に

この機能はそのまま人を運ぶ「スクーターケース」として利用する際にも活用できる。搭乗用のステップを引き出し、ハンドルを握れば、セグウェイのように走行可能だ。

ステップを出せば、スーツケースが「スクーターケース」に

空港内の移動に便利

発売日や価格などについてはまだ公表されていない。出来れば、旅行シーズン前に発売して欲しい。

スーツケースが高価過ぎて、税関で申告が必要になったりしないか
心配ではある
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