
スマートフォンを置くと家庭用ロボットのように使える装置を、シャープが開発した。テーブルなどに載せておくと、回転して持ち主を探してくれるほか、離れたところから音声で呼びかければ、さまざまな答えを返したりしてくれる。
シャープはこのほど、最新のAndroidスマートフォン「AQUOS R(アクオスアール)」と充電台「ROBOQUL(ロボクル)」を発表。双方を組み合わせると便利な機能が利用できる。



もともとAQUOSシリーズの各機種は、人工知能(AI)技術を駆使して、各種の呼びかけに適当な返事をする音声アシスタント「エモパー」を搭載している。おおざっぱに言えばiPhoneにおける「Siri(シリ)」と似たようなもの。


「ヘイ、シリ」のように「ハロー、エモパー」と呼びかけてから朝の天気や話題のニュースなどを尋ねると、すぐに音声で回答してくれるほか、画面にも役立つ情報を表示する。
今回の新型充電台にスマートフォンを載せれば、くるくると回転して持ち主を見つけ、カメラで顔を検知したうえで、電話着信時やアラーム鳴動時に情報を通知してくれる。

本体を手に取らなくても、対話するようにさまざまな操作が可能。エモパーだけでなく、「オーケイ、グーグル」と呼びかけて、Googleの音声アシスタントを利用することも可能だとか。

歌って踊れる小さな人型携帯電話「RoBoHon(ロボホン)」を開発するなど、最近ロボットづいているシャープらしい発明だ。

なお、AQUOS Rなどは携帯電話各社から2017年夏モデルとして発売予定。