
オーストラリアのOFFLINE CAMPERSが「RYDER(ライダー)」を発表しました。キャンプが好きでバイクが好きな人向けのキャンピングトレーラーです。

バイクを3台積載できるのが最大の特徴。「ライダー」を牽引してキャンプ地まで移動したら、現地ではバイクを下ろしてオフロードランを楽しみ、夜間は「ライダー」に宿泊する。そんなバイク+キャンプの楽しさを味わえます。

室内にバイクを載せられるキャンピングカーやキャンピングトレーラーはすでにいくつも存在していますが、その場合には“人の居住空間”と“バイクの積載空間”が同じであることも。バイク好きにとっては、それはそれでうれしかったりもするのですが、「ライダー」では居住空間(ルーフトップテント)とバイクエリアをはっきりと区別。ダートを走行して汚れてしまったバイクを、気にせずそのまま載せられます。

そのまま載せられます
バイクを積載可能であるにも関わらず小さなボディを維持できたのも、「ライダー」の大きな特徴。全長はわずか4.7mに抑えられました。

その他の装備については同社の他製品に近い仕様。本体の側面には2口コンロや調理台、ストレージ、冷蔵庫が装備されかなり本格的な調理が可能になっています。水タンクは105Lが標準で装備されるほか、オプションで75Lの飲料水タンクが追加できます。

ルーフトップにはオプションでテントを装備可能。オーニングなどを追加することで、バイクライド後の調理や食事をより快適に楽しめます。

キッチン回りなどを含め収納も豊富に用意されていて、その容量は合計で2,000Lにも達します。また、バイクギア用の収納も500L用意されています。

価格は5万3,300オーストラリアドルから。特殊な製品ではありますがOFFLINE CAMPERSが主張している通り、泊りがけでオフロードランを楽しみたいライダーには唯一無二の選択肢となりそうです。
