
「ドミノ」は“2ルーム”仕様のキャンピングトレーラー。移動時用の「トラベル」モードと、到着後の「キャンプ」モードという2つの形態を持っています。

フロア長わずか2,000mm(全長は5,070mm)で幅は1,800mmとかなり小型。おかげで小型車でも牽引しやすいなどのメリットがある反面、室内はちょっと狭めになっています。移動時用の形態「トラベル」モードでは、車内はクイーンサイズのベッドで一杯。寝るだけのキャンピングトレーラーになってしまいます。

「ドミノ」はこの狭さを「キャンプ」モードにトランスフォームすることで解決します。ボディ側面のスイッチを押すことでルーフに設置してあったパネルが下に降りてきてこれがリビングルームのフロアとして機能。このフロアにポールを立てれば、トレーラーのリアにもう1室出現し、ゆったりとした滞在を楽しめる、という仕組みです。


ポールを立ててテントを設営すれば
2ルームのキャンピングトレーラーになります
トレーラー本体のベッド下にはリビングルームからアクセスしやすいストレージがあるなど、使い勝手の良い構成を採用。テントで着替えたいときなどにはこの構成は便利そうです。

リビングでなら安心して着替えられます
ルーフパネルを降ろさず、ベッドだけの“ワンルーム”キャンピングトレーラーとして利用することも。ソロキャンで「寝れればいいや…」と思っているときなどにはこの構成も手軽で良さそうです。また、悪天候の時には「トラベル」モードは安心なのだとか。

非常時にすぐに出発できます
本体の側面には2口コンロや調理台、ストレージが装備されかなり本格的な調理が可能。オプションで3口コンロも用意されているのだとか。

オプションは他にも豊富に用意されていて、例えばソーラーパネルをルーフに設置することもできます。

「ドミノ」はオーストラリアのOFFLINE CAMPERSが販売しており、価格は6万4,400オーストラリアドル(約543万円)から。オーストラリア製のキャンピングトレーラーは道なき道を行くハードなオフロード向けだったり、日本の環境には不要な機能が満載だったり、ということも多いのですが、「ドミノ」は日本でも使いやすそうな機能が装備されていて、使いやすそうです。