
米国シアトルに本拠を置くPim Bicyclesが「Afreda S6」を発表しました。フロント2輪の3輪電動バイクで、折り畳み機構を搭載しています。

Pim Bicyclesは、すでに電動バイク「Mylo」で実績のあるメーカー。「Mylo」ではチェーンの不要なリアハブモーターを搭載することで、電動バイクであるのに折り畳みを可能にしました。

「Mylo」での折りたたみは片手でハンドルを支えながら、もう一方の手でサドルをもちあげるだけ。必要な時間はわずか1秒で、電動バイクの持ち運びを現実的なものとしています。

折り畳みでありながら、ヤマハTRICITYのようなリーニング機構を搭載。車体を傾けて曲がれるので、カーブの多い都市部を気持ちよく走行可能にしています。

今回発表された「Afreda S6」は、「Mylo(別名Afreda S5)」のアップグレードバージョン。「Mylo」の良さはそのままに、よりパワフルなパワーユニットと、より洗練されたリーニング機構を装備しています。

走行モードには「1」「2」「3」の3種が用意されていて、「3」をセレクトすれば、最高速度50km/h程度で走行できます。

リーニング機構も健在。最大で40度まで車体を傾けられ、街中ではカーブをスムーズに曲がれるのはもちろん、郊外ではよりエキサイティングなコーナリングも楽しめます。リーニング機構は街中での段差越えでもその威力を発揮します。


リーニング機構は手動でロックが可能。ロックすればストップ時にもバイクが直立するので、駐車時になどに便利です。


サスペンションはトラベル量が多く、良く動いて乗り心地は悪くないのだとか。
折り畳み機構も健在。折り畳めばわずかなスペースに駐車できるので、駐車場の無いオフィスに勤務する人でも、通勤用バイクとして使えます。

「Mylo」同様、オプション製品も豊富に販売される予定。タンデムシートも用意される予定になっています。


Pim Bicyclesは今回もクラウドファンディングサイトIndiegogoでの、プロモーションを兼ねたキャンペーンを実施する予定。「Afreda S6」の詳細はキャンペーンで明らかにされます。なお商品名や社名、仕様は発売時までに変更になる可能性があります。