
Vanderhallは、2シーターのオープンカーで知られる自動車メーカー。同社のオープンカーは全長365x全幅175cmと2人乗りとしては驚くほど幅が狭いのが特徴(エントリーモデル「Venice」の場合)で、走行中はボディに守られている感じをあまり得られません。

でもこのボディが解放感と楽しさを倍加させます。搭載されたドライブトレインは最高出力194HP、最大トルク275NMを発生する1.4Lターボガソリンエンジンと6速ATの組み合わせ。この数字自体はそれほど驚くようなものではないのですが、守られ感の無さや地面への近さで、実際以上のスピード感を堪能できます。

そんなロードスターを製造してきたVanderhallが現在取り組んでいるのがオフロードアドベンチャービークル「Navarro」。トロフィートラックにインスパイアされた、トラベル量の大きなサスペンションを持つ4輪駆動車です。

ロードスター作りで培ってきたノウハウは潔くすべて捨てて、まったく新しいプラットフォーム作りから取り組んでいるそう。搭載される電動ドライブユニットでは最高出力300HP、最大トルク678Nmを発生し、分厚いトルクでユタ州ならではのオフロードも難なく走れそうです。

バッテリーは1時間で80%まで充電可能。フル充電すれば約320kmの走行が可能となっています。

走破性では35インチのタイヤと80センチ以上のトラベル量を誇るサスペンションを装備。モーターによる4WDシステムと4WSシステムにより、高いオフロード性能を発揮します。

室内は4人乗りで、エアコンが搭載されます。その他、ワイパーやシートヒーターなども搭載されます。

発売は2022年に予定されています。