8K動画視聴に耐える家庭用Wi-Fiルーター「WXR-5950AX12」

8K動画視聴に耐えることをめざした家庭用Wi-Fiルーター「WXR-5950AX12」をバッファローが10月中旬より販売する。Wi-Fi新規格「Wi-Fi 6(11ax)」に準拠するほか、WAN/LANそれぞれ10GbE規格に対応する。

Wi-Fi 6(11ax)対応により多くの機能を備える。近距離通信を高速化する「1024QAM」、帯域を分割し複数機器との同時通信により高速化・低遅延化を図る「OFDMA」、複数機器との同時通信を高速化する「MU-MIMO」、帯域幅を広げ高速化する「160MHz対応」、スマートフォン、タブレットのバッテリー消費を抑える「TWT」などだ。


従来の11ac対応機器でも一部は160MHzやTWTの効果が得られる。また8×8外付けアンテナによって「MU-MIMO(11ac 2×2対応機器の場合、最大4台)」や「8×8ビームフォーミング」といった機能も使える。帯域制御機能「アドバンスド QoS」も備え、eスポーツプレイヤーの要求を満たす通信環境を作れるとのこと。

64bit、2.2GHzクアッドコアのCPUを採用し、Wi-Fi 6(11ax)の5GHz 8ストリーム 4,803Mbps、2.4GHz 4ストリーム 1,147Mbpsの理論値に応えられるとする。帯域幅の異なる機器(80MHz/160MHz)に対しそれぞれのパフォーマンスを最大化する独自アンテナ「デュアルスタックダイポールアンテナ」も搭載する。設置環境に応じてアンテナ配置をカスタマイズし、通信環境の最適化できる。これに加えWi-Fi Allianceの新Wi-Fiセキュリティ規格「WPA3」に対応する。既存規格「WPA2」との互換モードもある。

このほか国内で販売中の家庭用Wi-Fiルーターとして初めてWAN/LANそれぞれ10GbEに対応している。5GbE、2.5GbEにも対応し、同時発売の2.5GbE対応LANアダプター「LUA-U3-A2G」や今後発売予定の2.5GbE対応5ポートスイッチングハブ「LXW-2G5」と組み合わせが可能。オープン価格だが、WXR-5950AX12の店頭実勢は4万5,080円(税別)。

なお、内部構造が見えるクリアブラックの天面・背面パネルに、ゴールドのブランドロゴをあしらった台数限定の特別モデル「Launch Edition」も同時に取り扱いが始まる。