キヤノン、ハイアマチュア向け一眼レフ「EOS 90D」

光学ファインダーによる本格的な写真表現を求めるハイアマチュア向けデジタル一眼レフカメラ「EOS 90D」をキヤノンが9月中旬より販売する。

2016年3月に登場した「EOS 80D」の後継機種。約3,250万画素の新型CMOSセンサーと映像エンジンDIGIC 8を組み合わせ、キヤノンのAPS-CサイズCMOSセンサー搭載デジタルカメラとして最高水準の画質を実現したとする。高速連写やファインダー撮影時の顔認識、動画撮影などの性能も向上している。


視野率約100%の光学ファインダーにより、リアルタイムに被写体の確認ができる。動く被写体に対しても高い捕捉性能を発揮する「オールクロス45点AF」や、最高約10コマ/秒の高速連写などにより、スポーツ活動中の人物や動物など動きの速い被写体をとらえやすい。

新型CMOSセンサーと映像エンジンの組み合わせにより、ノイズの少ない高い解像感を出せる。トリミングによる部分拡大でも高画質な画像を得られる。さらに約22万画素の新測光センサーと映像エンジンDIGIC 8によりファインダー撮影時に被写体の顔を検知して追尾する「EOS iTR AF」が利用可能。顔検知により人物の合焦率が向上し、動きの速い被写体でもこまやかに追従する。

これに加え各画素が撮像と位相差AFの両方の機能を兼ねる「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載し、ライブビュー撮影にも高速、高精度の合焦を行える。さらに被写体の瞳を検知してフォーカスを合わせる「瞳AF」がライブビュー撮影時やサーボAF/動画サーボAF時に使える。オープン価格だが直販でのボディー価格は16万2,000円(税込)。