ウェザーニューズは今シーズン(12月~3月)の降雪傾向を発表した。全国的な雪のピークは年末年始と1月末~2月初めで、特に年末年始は北陸~西日本の日本海側を中心に大雪となる可能性があるとしている。

■今シーズンの降雪傾向

◆東・西日本で平年並~やや多い予想
今シーズンは、弱いながらもラニーニャ現象が予想されており、シベリア高気圧が平年より強く張り出し、西日本を中心に寒気が流れ込みやすい傾向にある。ただ、寒気は強弱を繰り返すため、シーズンを通して見ると、気温は北日本で平年並か平年より高く、東・西日本では平年並となる予想。


ウェザーニューズが、今シーズンの降雪傾向を発表

降雪量は広範囲で平年並の予想だが、気温が平年並か平年より高い北日本の日本海側では、平年よりやや少なく、関東甲信や西日本の日本海側では平年よりやや多い予想。

この要因は、12年ぶりに発生している黒潮大蛇行とラニーニャ現象。黒潮大蛇行が冬季まで続いた場合、日本の南岸を通過する低気圧(南岸低気圧)が、首都圏に寒気を引き込みやすいコースをとることが多くなる。このため、関東甲信は平年よりも雪の降りやすい冬となる予想。

また、ラニーニャ現象の時は、西日本に強い寒気が流れ込みやすくなる特徴があるため、西日本の日本海側では雪が降りやすい気象条件となる。

全国的な雪のピークは、年末年始と1月末~2月初めの予想で、日本海側を中心に大雪に注意が必要。

◆年末年始は大雪の恐れ
年末年始は強い寒気が南下し、北陸~西日本の日本海側を中心に大雪となる恐れがある。また、濃尾平野や京阪神、瀬戸内でも積雪の可能性が。帰省や旅行の交通機関に大きな影響が出る恐れもあるので、最新情報を確認されたい。

◆1、2月は関東平野部でも積雪リスク
関東平野部で積雪リスクが高まるのは1月中旬、1月末~2月初め、2月後半~3月初めの予想。

通常、関東の大雪のほとんどが南岸低気圧によるものだが、今シーズンは12年ぶりの黒潮大蛇行の影響で、南岸低気圧が首都圏に寒気を引き込みやすいコースをとることが多くなる可能性がある。関東では南岸低気圧が通過するタイミングで雪が降り、関東南部の平野部でも積雪の恐れがある。

最新の降雪傾向については、ウェザーニュースWebサイトの特設ページ「降雪傾向」を参照されたい。

■エリアごとの降雪傾向

◆北海道
12月は、低気圧や寒気の影響で日本海側では雪の降る日が多くなる。12月中旬・下旬は時々強い寒気が南下して、暴風雪や大雪となる日があり、積雪が増加する予想。

1月〜2月は寒気が強弱を繰り返し、時々発達した低気圧が通過する。寒気の流れ込みが強まる日や低気圧が通過するタイミングで、太平洋側でも大雪となったり、風雪の強まることがありそう。

3月前半は低気圧が通過し、その後に寒気が流れ込むサイクルとなる。日本海側では風雪が強まって積雪が増加し、太平洋側でも雪の降る日がある予想。3月後半になると寒気の流れ込みが弱まり、4月に入ると雪どけが進みそう。

シーズンを通して見ると、降雪量は日本海側で平年よりやや少なく、太平洋側やオホーツク海側では平年並となる予想。

◆東北
12月は、低気圧や寒気の影響で日本海側では雪の降る日が多くなる。12月中旬・下旬は時々強い寒気が南下して、暴風雪や大雪となる日があり、積雪が増加する予想。

1月〜2月は寒気が強弱を繰り返し、時々発達した低気圧が通過する。寒気の流れ込みが強まる日や低気圧が通過するタイミングで、太平洋側でも大雪となったり、風雪の強まることがありそう。

3月前半は低気圧が通過し、その後に寒気が流れ込むサイクルとなる。日本海側では風雪が強まって積雪が増加し、太平洋側でも雪の降る日がある予想。3月後半になると寒気の流れ込みが弱まり、3月下旬以降は雪どけが進みそう。

シーズンを通して見ると、降雪量は日本海側で平年よりやや少ない、太平洋側では平年並となる予想。

◆関東・甲信南部
関東・甲信南部(山梨県・長野県中南部)では、12月は山間部で次第に雪の日が増え、年末年始には一時的に強い寒気が南下して、山間部では積雪が増加しそう。

1月~2月は寒気が強弱を繰り返し、山間部の積雪も増減を繰り返す予想。また、今シーズンは黒潮大蛇行の影響で、南岸低気圧が首都圏に寒気を引き込みやすいコースをとることが多くなる可能性がある。特に、1月中旬や1月末〜2月初め、2月後半〜3月初めは南岸低気圧が通過して、関東平野部でも雪が降り、積もる日もあると、ウェザーニューズは予想している。

3月は寒気の流れ込みが次第に弱まり、山間部の雪どけが進みそう。シーズンを通して見ると、関東甲信の降雪量は、平年よりやや多い予想。

◆北陸・東海・甲信北部
北陸・東海・甲信北部(長野県北部)では、12月は低気圧や寒気の影響で、日本海側の山間部から雪の日が次第に増えていく。年末年始は一時的に強い寒気が南下して、北陸や岐阜県飛騨、長野県北部では大雪となり、濃尾平野など東海西部の平野部でも積雪の可能性がある。

1月~2月は寒気が強弱を繰り返し、北陸や岐阜県飛騨、長野県北部の積雪も増減を繰り返す予想。また、寒気が強まるタイミングでは、東海西部の平野部でも雪の積もる日がありそう。

3月前半は、低気圧が通過した後に寒気が流れ込むサイクルとなり、日本海側では雪の降る日がある予想。3月後半になると、寒気の流れ込みが次第に弱まり、雪どけが進みそう。シーズンを通して見ると、降雪量は平年並となる予想。

◆近畿・中国・四国・九州
12月は、低気圧や寒気の影響で、日本海側の山間部から雪の日が次第に増えていく。年末年始は一時的に強い寒気が南下して、日本海側では大雪、京阪神や瀬戸内でも積雪の可能性がある。

1月~2月は寒気が強弱を繰り返し、日本海側の積雪も増減を繰り返す予想。また、今シーズンはラニーニャ現象の影響で、西日本に強い寒気が流れ込みやすくなる。このため、日本海側の降雪量は平年よりもやや多い予想。

3月前半は、低気圧が通過した後に寒気が流れ込むサイクルとなり、日本海側では雪の降る日がある予想。3月後半になると、寒気の流れ込みが次第に弱まり、雪どけが進みそう。

シーズンを通して見ると、降雪量は日本海側で平年よりやや多い、太平洋側では平年並となる予想。