ウェザーニューズが紅葉見頃予想を発表－いろは坂は10月20日頃、高尾山は11月14日頃から見頃に [インターネットコム]

紅葉見頃予想がウェザーニューズによって発表された。見頃はいろは坂が10月20日頃、京都嵐山が11月20日頃、そして高尾山が11月14日頃からと予想されている。

全国の紅葉見頃予想がウェザーニューズによって発表された。見頃は、山形蔵王が10月5日頃、いろは坂が10月20日頃、京都嵐山が11月20日頃、そして高尾山が11月14日頃からと予想されている。

■全国の紅葉見頃＆鮮やかさ予想

◆紅葉の見頃は？

葉が色付く時期は秋の気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くる。

今年の秋は、9月は全国的に残暑が厳しくなるところが多く、10月も北海道では平年より気温が高めとなる予想。このため、平年9、10月に見頃を迎える北日本や東日本の標高が高い山では、見頃がやや遅くなる可能性がある。一方、東北から九州では10、11月とも平年並の気温になる予想で、東・西日本を中心に平年並の見頃を迎えるところが多くなりそう。12月は平年よりも低めの気温が予想されるところが多いことから、平年この時期に見頃を迎える東京都心などの市街地ではいつもより少し早めに色付きそう。

◆鮮やかさは？

葉が鮮やかに色付くためには、秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要だが、今年の秋は全国的に天気が周期変化する予想。このため、葉が鮮やかに色付くために必要な十分な日照や雨、朝晩の冷え込みが期待出来る。ただ、9月は全国的に、10月は北海道で気温が下がりにくい予想で、平年この時期に見頃を迎える北日本や東日本の標高が高い山では、鮮やかさが控えめとなる可能性がある。

今回発表された予想は、9月5日時点の情報を元にしたもの。最新の紅葉見頃予想はウェザーニューズWebサイトの特設ページ「紅葉見頃予想2017」を参照されたい。

■地域別の紅葉見頃予想

◆北海道

北海道は、8月はオホーツク海高気圧が発生して平年よりも気温が低くなった。この影響で、大雪山旭岳では8月中旬から葉の色付きが少しずつ始まったが、9月中旬は平年よりも高めの気温となる予想から、平年並の見頃を迎える予想。その後も、10月にかけて北海道は平年よりも高めの気温となる予想で、多くの名所で見頃時期は平年よりも遅くなりそう。

色付きに関しては、今年の秋は周期変化の天気となって、鮮やかに色付くために必要な適度な日差しと雨が見込める。ただ、高い気温の影響で、色付きが鮮やかな部分と控えめな部分が出てくるため、一つの名所の中でも色付き方が不揃いとなる可能性がある。

◆東北

東北は、9月の気温が平年よりも高めとなる予想で、八幡平など標高が高い山では紅葉の見頃時期が平年よりもやや遅くなる見込み。その後、10、11月は平年並の気温となる予想で、平年並の見頃を迎えそう。

色付きに関しては、今年の秋は適度な日照や雨が見込めるため、鮮やかな紅葉が期待できる。ただ、平年であれば9月下旬から10月上旬に見頃を迎える標高が高い山では、9月が平年よりも気温が高めとなる影響で、色付きが鮮やかな部分と控えめな部分が出てくるため、一つの名所の中でも色付き方が不揃いとなる可能性がある。

◆関東

関東は、10、11月の気温が平年並となり、多くの名所で見頃時期は平年並の予想。ただ、9月は平年よりも気温が高めとなる予想から、関東北部の高い山では平年よりも遅い見頃時期を迎えそう。また、12月は平年よりも気温が低めとなる予想から、東京都心周辺では平年よりも早めに見頃を迎える名所もありそう。

色付きに関しては、今年の秋は天気が周期変化して適度な日照や雨、気温低下が見込めることから、鮮やかな紅葉が期待出来る。ただ、平年であれば9月下旬から10月上旬に見頃を迎える関東北部の標高が高い山では、9月は気温が平年よりも高めとなる影響で、色付きが鮮やかな部分と控えめな部分が出てくるため、一つの名所の中でも色付き方が不揃いとなる可能性がある。

◆中部

中部は、9月の気温が平年よりも高めで、長野県や北陸の標高が高い山では平年より遅い見頃の予想。一方、10、11月の気温は平年並、12月は平年より低めとなる予想のため、多くの地域では平年並の見頃時期となり、静岡県や愛知県の沿岸に近い地域では平年より少し早めとなりそう。

色付きに関しては、天気が周期変化して適度な日差しや雨、朝晩の冷え込みが見込めることから、鮮やかな紅葉が期待出来る。ただ、平年であれば9月下旬から10月上旬に見頃を迎える標高が高い地域では、9月は平年よりも気温が高めの傾向であることから、色付きが鮮やかな部分と控えめな部分が出てくるため、一つの名所の中でも色付き方が不揃いとなる可能性がある。