フォルクスワーゲンバスみたいな「I.D. Buzz」、市販化へ

今年の初めにデトロイトモーターショー2017で公開されたフォルクスワーゲンの「I.D. Buzz」。これはかつてのフォルクスワーゲンバスを想起させるデザインを持つ、ファンをワクワクさせるコンセプトカーだった。

フォルクスワーゲンばすを想起させるデザインを持つ「I.D. Buzz」

フォルクスワーゲンは米国で開催された「ペブルビーチ コンクール デレガンス」で現地時間の8月19日、この「I.D. Buzz」をベースにした市販車を2022年に販売開始すると発表した。

フォルクスワーゲンみたいな「I.D. Buzz」市販化へ!
「I.D. Buzz」をベースにした市販車、2022年に発売へ!

フォルクスワーゲンCEOであるHerbert Diess博士は、市販化を決定した理由と、その発表の場所が米国のカリフォルニアだったことについて次のように説明した。

「デトロイトとジュネーブの国際モーターショーで公開したのち、顧客から『I.D. Buzzを製造して欲しい』という手紙やEメールをたくさん受け取った。フォルクスワーゲンバスは、長い間カリフォルニアのライフスタイルの一部だった。私たちはこのクルマを電気自動車として再発明し、再びカリフォルニアライフスタイルの一部としたい」

1960年代のカリフォルニア文化を彩ったフォルクスワーゲンバス
カリフォルニアのライフスタイルの一部だった
かつてのフォルクスワーゲンバス

フォルクスワーゲンバスみたいな「I.D. Buzz」
そのフォルクスワーゲンバスを電気自動車として再発明した「I.D. Buzz」で
再びカリフォルニアライフスタイルの一部に

デトロイトで発表されたコンセプトカーと同様、市販モデルもバッテリーをフロア下にマウントしたものになる予定。モーターなどはガソリンエンジンよりも場所を取らないので、ロングホイールベースとショートオーバーハング、そして広い車内を実現できるという。Diess博士は次のように述べている。

「クルマは、外からはコンパクトな商用版のように見える。だがその車内はSUVの広々とした室内空間を提供する」

「I.D. Buzz」の広い室内

フォルクスワーゲンバスみたいな「I.D. Buzz」

スペックなどは現時点では不明だが、コンセプトカーでは、1回の充電で走行可能な距離は約480キロとされていた。これはガソリン車の航続距離にかなり近く、1960年代のフォルクスワーゲンバス同様「どこへでも、どこまででも行ける」という感覚を搭乗者に与えてくれるだろう。バッテリーは、フォルクスワーゲンの高速充電システムを使用すれば、わずか30分で80%までの充電が可能だ。価格は未発表だが、Diess博士は競合他車よりもずっと手を出しやすいものになるとしている。

フォルクスワーゲンバスみたいな「I.D. Buzz」