シンプルな折り畳み電動アシスト自転車「CityLeo」

「CityLeo」は、シンプルなデザインを持つ折り畳み電動アシスト自転車。中国広東省に本拠を置くLeoWorksが開発した。

シンプルな折り畳み電動アシスト自転車「CityLeo」

LeoWorksによれば、同社のある広東省佛山市は省都である広州市に隣接しており、交通渋滞は年々激しくなっているという。「CityLeo」はこの渋滞から逃れ、気軽に自由に通勤したり、街中を移動するための手段として開発されたそうだ。


シンプルな折り畳み電動アシスト自転車「CityLeo」

LeoWorksは、従来の電動アシスト自転車はサイズが大きすぎると主張する。人力のみで走行する自転車のパーツにはある程度のサイズが必要なものは多いが、モーターを搭載した場合にはそれらはもっと小型化できるはず、というのがLeoWorksの開発思想だそうだ。その結果、完成した「CityLeo」は確かに小さく、オフィスや自宅の部屋に置いていても邪魔にならないサイズに仕上がっている。

シンプルな折り畳み電動アシスト自転車「CityLeo」

デザインもシンプルだが、構造もシンプル。折り畳み自転車のフレーム部分にバッテリーを搭載し、フロントホイールにハブモーターを取り付けたものだ。欧米の電動アシスト自転車マニアにはハブモーターを入手して、自分の自転車を電動アシストに改造する人も多い。「CityLeo」は、そのようなカスタム自転車(?)を想起させる一台だ。

シンプルな折り畳み電動アシスト自転車「CityLeo」

シンプルな折り畳み電動アシスト自転車「CityLeo」

欧州仕様車と米国仕様車があり、欧州仕様車では最高速度は時速25キロ。一回の充電で最大45キロのアシストができる。米国仕様車にはペダルを漕がなくても走行するスロットルが装着されていて、“電動バイク”モードで走行できる。こちらは一回の充電で30キロの走行が可能。

シンプルな折り畳み電動アシスト自転車「CityLeo」

LeoWorksは現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施している。欧州仕様車であればわずか499ドルの出資+送料で入手可能だ。出荷は2018年5月に予定されている。

シンプルな折り畳み電動アシスト自転車「CityLeo」

インターネットコムではLeoWorksに対し、「CityLeo」日本仕様車の開発予定について複数回にわたり問い合わせをしたが、回答を得ることはできなかった。推測だが、現時点では日本市場のことは考えていないのかもしれない。

とはいえ、「CityLeo」のサイズやデザインはとても魅力的ではある。日本でも同様な製品が登場することに期待したい。

シンプルな折り畳み電動アシスト自転車「CityLeo」