「HUMMINGBIRD(ハチドリ)」は“ネコ2匹分の重さ”を謳う折り畳み自転車。その「HUMMINGBIRD」を開発したHummingbird Bikeは、2017年2月16~19日まで英国ロンドンで開催された「LONDON BIKE SHOW」に出展。ほぼ製品版と考えられる「HUMMINGBIRD」をお披露目した。また、3月にはkickstarterプロジェクトに出資した人向けに「HUMMINGBIRD」の出荷を開始し、4月にはオンラインショップをオープンさせるとしている。
ようやく出荷開始へ!
Hummingbird Bikeがクラウドファンディングサイトkickstarterで資金調達に成功したのは2015年末。本来であれば2016年8月には出荷開始の予定だったが、出荷予定日はずれこみ、2017年3月にようやく出荷可能となった。同社はすでに「HUMMINGBIRD」のISO認証を取得し、生産に入っているという。
「HUMMINGBIRD」は、フレーム、フォーク、シートポストがカーボンファイバー製。これにより16インチ変速機無し版では、重さわずか6.9キロを実現した。Hummingbird Bikeによれば、この重さはスイカなら1個分、そしてネコなら2匹分でしかないそうだ。
当初、重量は6.5キロになると発表されていたが、製品版では予定よりも400グラム程度重くなってしまった。だがそれでもまだ十分に軽い。大人であれば片手で持ち上げられるし、子どもでも両手なら持ち上げられる。また階段などをかついであがるのも容易だろう。
折り畳みは3ステップの簡単操作。折り畳み時のサイズは80x55x20cmで、旅行用スーツケースに収まるという。
3ステップで折り畳める
ネコ、2回目の登場!
価格などは近く公表されるとのことだが、kickstarterキャンペーンでは16インチのシングルスピード版の小売価格は1,550英ポンド、5段変速機付きは1,750英ポンド、20インチのイングルスピード版は1,70英ポンド、20インチの5段変速機付きは1,890英ポンド程度になるとされていた。カラーバリエーションとしては、「Hummingbird Yellow」「Burnt Orange」「freedom Blue」「Prestige Black」「Carbon Edition」の5種類から選択できる。
お値段は、かなり高め
折り畳み自転車は、“どこにでも持ち運べる”乗り物を目指して作られたもの。だが実際には、「折り畳みが面倒」「折り畳んだところで重いしかさばる」などの理由で、折り畳まないで使用されることが多い。だが「HUMMINGBIRD」であれば、折り畳みが簡単な上、重さもネコ2匹分。あとは走行性能さえしっかりしていれば、本当にどこにでも持ち運べる乗り物として使用できるかもしれない。