頭にかぶると仮想現実(VR)に没入できるゴーグル「VIVE」は日本でも人気。周辺機器の1つで、基底現実にあるモノをVRに取り込める「VIVEトラッカー」の国内販売も始まった。3月時点ではVIVEを生かしたアプリケーションなどを作ろうと考えている開発者が購入できる。
身の周りの品に取り付けてから、VIVE本体と無線で接続すれば、それらをモーショントラッキング(動きを追跡)しながらVRへと取り込める。
例えば野球のバットに取り付けてスイングすれば、VRの中でもバットを振って、巨大な球場から飛び出すようなホームランを決める、といったことが可能。
テニスラケットやゴルフクラブに装着し、架空の試合に参加するといった遊び方もできる。
またカメラと組み合わせれば複合現実(MR)動画の撮影にも利用できる。独自の電源を搭載し、フル充電から約6時間連続利用できる。
ただし、開発元のHTCによると、実際に使う際は周囲にある「あらゆるもの」を片付けたうえで、なお障害になりそうなものが残っていないか、他の人がいないかを必ず確認する必要がある。
希望小売価格は1万2,500円(税込、以下同じ)だが別途VIVE本体が必要で、そちらは9万9,800円。
なお、VIVEトラッカーは2017年の後半から一般の人も購入できる見込みだ。