
「Physical Keyboard Mod For Moto Z」は、スマートフォン用の物理的キーボード。Motorolaの「Moto Z」に対応する。スマートフォンを使った作業に、高い生産性を求めるユーザーのために開発された。

Moto Zは背面にマグネットで「Moto Mods」と呼ばれる交換式カバーを装着可能なスマートフォン。「Moto Mods」を装着することで、Moto Zは様々な用途を持つデバイスへとトランスフォームする。例えば「HASSELBLAD TRUE ZOOM」を装着すれば、Moto Zは光学10倍ズーム付きカメラにトランスフォームする。その他、プロジェクターやスピーカーにトランスフォームする「Moto Mods」も販売されている。

「HASSELBLAD TRUE ZOOM」
カメラにしか見えない
「Physical Keyboard Mod For Moto Z」を装着すれば、Moto Zは主にコンテンツを消費するためのスマートフォンから、コンテンツを生産するミニPCにトランスフォームする。

キーボード自体は、スマートフォンを横持ちして使用するレイアウト。これにより、キー1個あたりのサイズが大きく取れ、打ち間違いが少なくなるという。また、スマートフォンを横にして仮想キーボードを表示すると、画面の多くの部分が隠れてしまう。だが、外付けキーボードである「Physical Keyboard Mod For Moto Z」であれば、そのような心配はない。

カラーはブラック、ホワイト、ゴールドの3色。手持ちのMoto Zに合ったカラーを選択できる。

開発者であるLiangchen Chen氏は現在、「Physical Keyboard Mod For Moto Z」の製品化に向けてクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では60ドルの出資+送料で「Super Early Bird(Black)」が入手可能だ。ホワイトまたはゴールドが欲しい場合は、80ドル+送料で「Early Bird」を入手する必要がある。出荷は2017年7月に予定されている。

スマートフォンユーザーの中には、スマートフォンをゲーム機、カメラ、電子書籍リーダーなど、専用機として使用している人も増えてきている。Blogや論文を書いたり、プログラミングしたりする人もいるだろう。
ゲーム機として使いたい人にはコントローラーを、カメラとして使いたい人にはレンズを追加できるように、コンテンツなどを制作したい人向けにキーボードを追加できるというオプションがあるのは、スマートフォンの正しい進化という気がする。
できれば、iPhoneにもこの方向に進んで欲しいのだが、無理だろうか?