“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」

“充電不要全部入り”で話題となった通勤用自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」が追加された。ドロップハンドルに抵抗がある人、より快適に通勤したい人、そしてオリジナルモデル(現在は「Model 1」と呼ばれている)では高すぎて手が出ない人をターゲットにしている。

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
通勤用自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」追加

昨年7月に発表された「Volata」は、自転車通勤者を充電作業から解放する1台。フロント&テールライトやGPS、盗難防止装置などが最初から自転車に組み込まれており、さらに、それらすべてに給電するセンターバッテリーが搭載されている。バッテリーへの充電はダイナモを利用するため、毎日自転車に乗ってある程度の距離を走行すれば、AC電源からの充電は不要になるという。

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
昨年発表された自転車通勤者向けの全部入り自転車「Volata」

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
フロントダイナモが、センターバッテリーを充電し
すべてのガジェットに給電!

今回発表された「Model 1c」は、“充電不要で全部入り”という「Volata」のコンセプトをより手軽に体感できるニューモデル。多くの人にとってより取っつきやすい、フラットバーハンドルを装備している。

フロントダイナモが、センターバッテリーを充電し すべてのガジェットに給電!
フラットハンドルバーの「Model 1c」(画像左)と、
ドロップハンドルの「Model 1」(画像右)

ドロップハンドルは長距離を走行する際にはとても便利なものだが、自転車通勤をしていると、歩道をゆっくりと走らざるを得ないケースも出てくる。そんなとき、羊の角のような形状のドロップハンドルは、歩行者に威圧感を与えがちだ。だが、クロスバイクのフラットバーハンドルは、歩道であっても比較的スムーズに走行できる。

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
歩道を走らざるを得ない例:自転車通行帯を走っていても、トラックにひかれそうになとき

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
フラットハンドルバーであれば歩道を走っても
歩行者に威圧感をそれほど与えない

自転車通勤者は、雨が降っても街を走り、会社までたどり着かなければならない。「Model 1c」はそんな自転車通勤者のために、タイヤを「Model 1」で装着されていた700x32cから、700x35cの太いものへと変えた。日本のいわゆる“ママちゃり”とほぼ同じ太さのこのタイヤは、雨の日の安定性を高めてくれるだけでなく、段差の乗り越えなども楽にしてくれる。

価格は2,499ドルからと、3,499ドルの「Model 1」よりも1,000ドル安い設定とされた。日本円にして約11万円も安いとなれば、「Model 1」では手を出すかどうか迷っていた人も、決断できるのではないだろうか?

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
しゃあない、買いますか!

さて、「Model 1c」のその他の機能は、「Model 1」とほぼ同じだ。ハンドルバーには2.4インチのスクリーンが搭載されていて、スマートフォンと連携してナビ機能などを提供してくれる。

各機能のコントロールはハンドルバーに取り付けられたジョイスティックを使用。ハンドルバーから手を離さずに操作できるので、スマートフォンの画面をタッチするより安全だ。

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
ハンドルバー中央には2.4インチスクリーン
親指の位置にはジョイスティックを装備

フロントライトはフロントフォーク内蔵型で、リアライトは横からも見えやすい設計となっている。

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
フロントフォークに内蔵されたフロントライト

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
リアライトは横からも見えやすい設計

その他、注油不要なベルトドライブや内装式変速機など、“自転車整備が楽しくてたまらない!”サイクリストではなく、仕事で忙しいビジネスパーソン向けの、メンテナンスフリーな仕様も、「Model 1」から引き継がれた。

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
ビジネスパーソンを注油の手間や、チェーン外れの心配から解放してくれる

Volataの共同創業者であり、CEOのMarco Salvioli氏は「Model 1c」について次のように述べている。

「私たちは、インターネットによってつながった、毎日のように新たなイノベーションが誕生する時代に生きている。だが自転車の世界は何十年も停滞したままだった。持続可能な交通手段への移行がようやく始まり、米国は自転車通勤する人が毎日のように増える、代表的な市場になりつつある。私たちはパーフェクトな自転車を提供することで、自転車通勤者の生活をより良いものにしていきたい」

「Model 1c」は現在同社Webサイトで予約を受け付け中。出荷は2017年9月に開始予定となっている。日本への配送については将来的には対応したいとのこと。だが現時点では、米国と欧州からの注文に対応するので精一杯なので、もう少し会社が大きくなり、月間の生産台数が増えるまで待ってほしいとのことだった。

“充電不要全部入り”自転車「Volata」に、クロスバイクモデル「Model 1c」
雨の日の自転車通勤でビジネスバッグを濡らさない
リアキャリア&バッグをオプションで用意