
「Foldscope」は、そのパーツのほとんどが紙製の折り紙顕微鏡。ポケットに入るサイズかつ低価格ながら、140倍の倍率を持っている。

使用するには、観察対象をプレパラートに挟み、「Foldscope」に装着する。あとはレンズに目をあてれば、肉眼では見るのが難しい小さな世界を覗くことができる。




LEDライトも付属。「Foldscope」はスマートフォンと組み合わせて使用することもできるが、LEDライトはそのような観察環境でも便利だ。

一般的な顕微鏡だと、非常に湿度の高い場所では鏡筒に水がたまったり、レンズが曇ったりして、観察が困難になったり、顕微鏡が短期間で故障したりすることがあるそうだ。だが「Foldscope」は防水紙で作られていることもあり、湿度の高い地域でも使用できるという。

紙製と聞くと、耐久性に疑問を持ってしまう。だが開発元は、「Foldscope」は2,000回以上の観察が可能だとしている。


開発元のFoldscopeは現在、kickstarterで「Foldscope」に対する支援者を募集中。寄付することで「Foldscope」の大量生産に向けたサポートができる。新興国の子どもたちに「Foldscope」を格安で届ける手助けもできるかもしれない。

“1人1台”を実現できる
出資することで、「Foldscope」を入手することもできる。20ドルの出資で、メタルケース付きの「Foldscope」を1個入手可能だ。

出荷は2017年の8月に予定されている。いま申し込めば、来年の子どもの夏休みの自由研究に間に合うかもしれない。
