近大ハニーを採るためのミツバチ
近大ハニーの研究資金をクラウドファンディングで

近畿大学は、ハチミツを素材にしたさまざまな製品を生み出すため、養蜂の研究を進めている。名づけて「近大ハニー」。クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE(キャンプファイア)」で支援を募集中だ。

近大ハニーのハチミツ入り瓶
こんなハチミツができます

近大といえば、水産研究所が有名。育てたマグロの卵からまた次のマグロを育てる完全養殖に成功した「近大マグロ」で知られる。世界で天然マグロの漁獲量が減るなか、日本国内でマグロを増やしてゆける完全養殖の技術は重要になると見られている。

もともと社会に直接役立つ学問、実学を重視した校風で、今回の近大ハニーの研究もその1つ。こちらは工学部が計画を進めている。

近大の工学部キャンパス
工学部が研究を進めている

近大の工学部は、2014年からキャンパス内に巣箱を置き、合計約9万匹のミツバチを飼育している。目標として掲げているのは、健康機能を強化したハチミツの生産をはじめ、ハチミツの創傷治癒作用を生かした衛生材料や化粧品の開発、ミツバチが集める天然酵母などを生かした酒や酢などの製造。

また作物を育てなくなって荒れた田畑に、ミツバチが好むレンゲなどの花を植え、養蜂に生かすだけでなく、観光資源化と雇用創出に貢献したい考え。世界でハチミツの生産が激減していることへの対策という大きな目的もある。

レンゲの花畑のイメージ
耕作放棄地にレンゲも植える

なおクラウドファンディングで調達した資金は、まず堅実にミツバチの巣箱を購入する費用に充てる予定。ちなみに支援額によっては近大ハニーのブランドを冠したハチミツを返礼としてもらえる。