2012年の第1回京都マラソン参加のようす
2012年の第1回京都マラソン参加のようす

ノーベル生理学・医学賞を獲得した京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の山中伸弥教授が、また京都マラソンに参加する。併せて「iPS細胞研究基金」への寄付を募っている。

山中教授といえば過去にも、難病治療への理解を求めて氷水をかぶってみせるなど、その頭脳だけでなく肉体を駆使した活動でも知られる。

2014年のIce Bucket Challenge。山中教授は難病治療に取り組む研究者を激励
2014年のIce Bucket Challenge。山中教授は難病治療に取り組む研究者を激励

京都マラソンもノーベル賞受賞前の2012年の第1回から参加し、併せてiPS研究への寄付を呼びかけて来た。

今回も2月21日に開催する「京都マラソン2016」に挑戦し、併せてクラウドファンディングサービス「JapanGiving」で2月末まで寄付を受け付けている。

寄付先の「iPS細胞研究基金」はまだ知名度の低い新しい取り組みであるため、ソーシャルメディアでの拡散も歓迎しているそう。

JapanGivingにある基金の主旨を読むと、考え込まされることも書いてある。iPS細胞の医療応用は長期にわたる期間が必要で、優秀な研究者、研究支援スタッフを継続雇用し、研究を推進していくために、外部からの支援が必要だという。

さらに、CiRAの教職員は「9割が非正規雇用」とも付記している。

CiRAのスタッフ
CiRAのスタッフ

以前から情報は出ていたが、所長がノーベル賞を獲得し、iPSが再生医療の要(かなめ)として注目を集め、日本の研究機関に数多くの礼賛が寄せられてなお、そのような書き方をしなければならない状況は続いているようだ。