ほかの人が見ているニュースアプリ、気になりませんか?
ほかの人が見ているニュースアプリ、気になりませんか?

ICT総研は「2016年 モバイルニュースアプリ市場動向調査」の結果を発表。ニュースサイト運営会社への取材やWebアンケート、各種公開資料などをもとに、利用者数の推移や各アプリの満足度などを明らかにしています。

まずは国内におけるモバイルニュースアプリの利用者数(アクティブユーザー数)について。2012年度末の利用者は303万人でしたが、2013年度末には4倍の1,294万人、2014年度末には2,264万にまで増加。2015年度末(2016年3月末)には3,385万人に達すると予測されています。今後も伸び率は落ち着くものの増え続け、2016年度末は4,084万人、2017年度末は4,657万人、2018年度末は5,082万人に達する見込みとのこと。

まだまだ伸び続けるユーザー数
まだまだ伸び続けるユーザー数

ICT総研は、ニュースアプリの利用実態を把握するためのアンケートを、インターネットユーザー2,157人を対象に実施(調査期間:2016年1月21~22日)。ニュースアプリの利用頻度については、45.5%の人が「1か月以内に利用したことがある」と回答しました。利用したことがあるニュースアプリは「Yahoo!ニュース(アプリ版)」が23.4%でトップ、「スマートニュース」が13.2%で2位。以下「LINE NEWS」(11.6%)、新聞社提供のニュースアプリ(10.4%)が続いています。

利用率No.1は「Yahoo!ニュース(アプリ版)」
利用率No.1は「Yahoo!ニュース(アプリ版)」

「Yahoo!ニュース(アプリ版)」がトップになった要因についてICT総研は、もともと「Yahoo! Japan」のポータルサイトに5,000万人以上のユーザーがおり、ユーザーがアプリの利用にも抵抗がないためと分析。一方で「スマートニュース」や「LINE NEWS」、「グノシー」など2位以下のアプリは利用率の増加が目立っており、キュレーション型ニュースアプリのニーズが拡大していると述べています。

ニュースアプリはそれぞれ特色をもっていますが、ユーザーはその使い勝手をどのように評価しているのでしょうか?ユーザーに満足度を尋ねたところ、「NewsPicks」が100点満点換算で78.6ポイントを獲得し1位でした。2位以下は「Antenna」(76.6ポイント)、「LINE NEWS」(76.1ポイント)、「エキサイトニュース」(76.0ポイント)、「スマートニュース」(75.9ポイント)が続いています。1位となった「NewsPicks」についてICT総研は、ニュースに対して有識者がさまざまな「解釈」などをコメントするスタイルが、高い満足度につながったと見ています。

「NewsPicks」が満足度No.1に
「NewsPicks」が満足度No.1に

目ざましい成長を続けるニュースアプリとは反対に、活気を失いつつあるのが旧来の新聞市場。2000年に5,370万部あった国内の発行部数は2015年には4,400万部に減少し、今後も増加に転ずる可能性は見込めないと考えられています。ICT総研は「モバイルニュースアプリでの成功が将来のマスメディアを制するという見方すらできる時代になった」と指摘。紙媒体とネットメディア間の競争ではなく、ネットニュース内での読者獲得競争が今後より重要になると見ています。