Yahoo! Japanのロゴ画像
Yahoo! Japanは影響なしとの声明を出した

米国Yahoo!のインターネット事業を、現地の通信大手ベライゾンが買収することが発表となり、話題を呼んでいる。日本のヤフーは混乱を避けるためか、「Yahoo! JAPAN、提供サービスへの大きな影響はありません」との声明を出した。

AOLとYahoo!が連携へ

Yahoo!とAOLのロゴ
米国のYahoo!のポータルはAOLと連携を始める見込み

米国Yahoo!は、検索、ニュース、天気、株価情報など、知りたいことをまとめて見られる「ポータル」の草分けだが、最近は経営状態が悪く、ポータルを含むネット事業を他社に売却するとのうわさが絶えなかった。このほど買収を決めたベライゾンは同じく老舗ポータルである「AOL」を所有しており、Yahoo!のポータルと連携させて相乗効果を出す見込みだ。

ちなみにAOL自体は日本でさほど有名ではないが、傘下にある人気ニュースアプリケーションには愛読者も多いのではないだろうか。総合ニュースの「Huffington Post(ハフィントンポスト)」、ITニュースの「TechCrunch(テッククランチ)」「Engadget(エンガジェット)」、自動車ニュースの「Autoblog(オートブログ)」などだ。

AOL傘下の人気ニュースアプリ
AOL自体はなじみが薄くても、傘下のニュースアプリは読んでいる人も?

今後これらと米国Yahoo!のポータルなどが連携する可能性もある。

日本のヤフーには影響なし?

日本のポータル「Yahoo! Japan」はどうなるのだろうか。

Yahoo! Japanを運営している日本のヤフーは、米国Yahoo!とは別会社。ただし米国Yahoo!は日本のヤフーの株式の3分の1以上を所有しており、無関係ではない。また日本のヤフーは米国Yahoo!と契約し、ライセンス料を支払ってブランドなどを使っている立場だ。

買収にからんで契約が変更になり、Yahoo! Japanの各種アプリが、一時的にせよ使えなくなる恐れはないのか。そうした不安が起こらないよう、日本のヤフーは7月27日時点で、一般の人向けにTwitterで次のような声明を出している。


「7月25日、米国のYahoo! Inc.より、ネット事業の売却について発表がありましたが、日本のYahoo! JAPAN、提供サービスへの大きな影響はありません。引き続き、Yahoo! JAPANをよろしくお願いいたします」

本当に影響がないのかと日本のヤフーに確認をとったところ、経営レベルではライセンス料の支払い先の変更などが起こる可能性はあるが、一般の人が使うアプリなどに不便が生じるとは考えにくい。また「Yahoo!プレミアム」など有料サービスの料金にも関係しないという。一方、日本で展開しているAOL傘下のニュースアプリについて、今回の件をきっかけにした新たな連携などは検討していないとのこと。