これで、サービス事業者や機器メーカーは、OS に依存しないアプリやドライバを開発できるようになり、ユーザーは、周辺にある機器をすぐにスマート端末につないで使えるようになる。
これまで、スマートフォンやタブレットなどのスマート端末で周辺機器を利用するには、OS や周辺機器ごとに専用アプリが必要だった。アプリの OS 依存性を低減する技術として、HTML5 のような Web アプリを用いる方法があるが、周辺機器用のデバイスドライバは依然として OS ごとに開発され、アプリと一体化して提供する必要があった。
一方、ブラウザ上でデスクトップのような環境を提供する WebOS 方式の実行環境が知られているが、ドライバの配置方法が確立されておらず、アプリ周辺機器が利用しにくい状況だ。
そこで、富士通研究所では、OS 上に独自のアプリ実行環境層を構築し、周辺機器をコントロールできるようにすることで、Web アプリからクラウドサービスと周辺機器を接続できる技術を開発した。
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スマート端末と周辺機器を動的に繋げる技術 |